視覚障害者に情報を正しく伝えるには

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 鉄道の線路で高知市の交通は分断されていたし、県庁所在地の駅とは思えない田舎の駅だった高知駅がリニューアルされてこの2月26日にオープンした。
 今までの駅と違って3階にホームのある新しい駅は、建設の最初からバリアフリーに配慮して、各障害者団体や専門家と話し合いを行いながら設計され建設された。
 そのことも画期的なことなのだが、オープンの5日前に、視覚障害者のために特別の見学会が開かれたのは、すばらしいことであり、私もその見学会に参加させてもらった。

大屋根が特徴的な高知駅の姿 駅の正面階段を上る視覚障害者と付き添いの人達
〈左の写真は大屋根が特徴的な高知駅、右は駅の正面階段を上る視覚障害者と付き添い〉

ダイエットにはならなかったけれど

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 先日友人から美味しい「野菜スープ」のレシピを手に入れた。
 実はこのレシピ、心臓病などで安全に速やかに体重を減らすためのものであった。
 ただ友人が私にそのレシピを薦めてくれたのは、野菜たっぷりの健康的で美味しいスープの作り方としてであった。
 FAXで送っていただいたレシピを見ると「7日間で8キロぐらいやせられる」と書いてあった。
 レシピに興味のある人はファイルをダウンロードしてみて欲しい。
レシピファイルをダウンロード

4年間の思いが込み上げて

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 私の勤務している大学では、1年生に入学してきた学生を担当すると、その学生たちが卒業するまで4年間担当が続くというシステムがある。
 クラス担当はほぼ順番に回ってくるのである。

 4年前、私もクラスを受け持った。
「障害のある私がクラス担当ができるのか?」{私がクラスを受け持つと学生に不利益になるのではないか」など沢山の不安を抱えてのクラス担当であった。
 クラス担当になると、入学式に学生の名前を読み上げなければならない。普通字で書いた原稿は読めないし、名前を暗記して、もし間違えたら、学生にとっては、一世一代の入学式である。
 そこで、苦肉の策として何十年ぶりかで点字板を持ち出して、学生の名前を点字で書き、当日式場で読み上げたのである。後から聞くと、周りは誰もそのことに気づいていなかったようであった。

厚生年金「特例年金」のこと

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 せっかくブログを広い場所に引っ越して、いろいろなことができるなと思ったし、山梨や岐阜で講演をさせていただいたりして、毎日すごく刺激的な日を送っていて、書きたいことは一杯のはずなのに、刺激が強すぎてへとへとになってしまって、書き込むエネルギーが不足してしまった。

 そんなわけで、随分長いこと書き込みをさぼっていたのだが、今日、自宅に戻って郵便受けをのぞいてみると、社会保険事務センターから厚生年金の振り込み通知他2通の書類が届いていた。

雪と弱視研究会と小樽の思いで

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 1月11日に高知を出て、東京で研修と連休を過ごし、そして16日に札幌に移動して、第49回全国弱視教育研究会に出席し、ささやかな発表もして、19日の夜高知に戻って来た、とにかく長い研修旅行の間にはいろいろと書きたいことがあるのですが、まず、札幌での楽しい思い出について書いておこうと思います。

 「今年はほとんど雪がなかったのに」と16日に札幌駅からホテルまで乗ったタクシーの運転手さんが言ってしましたが、私が札幌入りした日から、今年一番の大寒波が来て、寒いわ雪は降るわでした。

先天視覚障害者のニーズと総合福祉機器展

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 この6月に第6回を迎える高知福祉機器展は、3日間の開催期間に2500人もが参加する総合福祉機器展で、実行委員会形式をとり、各分野の専門家が薦めたい機器を、メーカーのブースという形ではなく、「排泄」とか、「車いす」とかいう用途別に展示して、ユーザーや中間ユーザーが自分に合ったものを探せるようにという、非常に画期的な形をとっている機器展である。
 (高知福祉機器展のことを知りたい方は、インターネット福祉機器展にアクセスを)
 この福祉機器展に、私と視覚障害者生活訓練指導員や盲学校の先生方が「視覚ブース」として参加するようになって3年が経ち、今年で4年目になる。

 私は、今まで総合福祉機器展に「視覚ブース」を出していることについて、誇りに思っていても、「疑問」を持ったことはなかったのだが、昨年12月の2008年度の機器展に向けての最初の会議でのちょっとしたことをきっかけに、違和感というか、疑問が頭から離れなくなった。

国試対策合宿を経験して

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 私は今4年生の担当をしています。担当とはまあ担任のようなもので、高知女子大学のシステムでは、入学した時に担当が決まり、そのまま卒業するまで同じクラスを担当します。大学としては珍しいやり方ですが、4年間学生たちとつきあっていると、良い意味での思い入れが出来て来て、教師としてはとてもやりがいのある経験が出来ます。

 所で月日が経つのはとにかく早いもので、4年前に私が受け持った学生たちは、この3月で卒業ということになって、42人の学生が無事卒論を書き上げて、卒業は保証されて、一安心。でもまだまだ難関があります。それは、社会福祉士・精神保健福祉士の国家試験をクリアーするということです。
 この資格試験の合格率は平均3割を少し上回るだけの結構難しい試験で、うちの大学では、学生たちのモチベーションを高めてみんなに合格してもらうために、この時期合宿を行うのです。

今年をロービジョンケアの更なる発展の年に

 あけましておめでとうございます。
 新しい年が始まると、何か新しいことが起こるような、あるいは起こせるようなそんな気になります。だからお正月というのは良いものなのですね。
 所で、元日から高知新聞紙上に「ロービジョンケア」という言葉を見つけました。紙面をPDFにしました。ダウンロードしてみて下さい。
ファイルをダウンロード

母と共に無事年を越せます

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母と共に記念撮影
(母の病棟で一緒に記念撮影をしました)
友人が持って来てくれた花と眠っている母
お正月らしい花と母と
 身の回りのことをとにかくすませて、母の所に行きました。
 経管栄養になってしまっている母には、なにも持っていけなくて、どうしようかなと思っていたのですが、おりに触れて花を持ってきて下さっている友人にヒントを得て、水仙の小さな鉢を持って行きました。

 今日の母は調子が良さそうで、少し話ができました。私の持っていった水仙の鉢に対しては「あまりにおいがしないわね」といいましたし、一緒に記念撮影をした写真を見せると「随分髪が伸びているわ」と残念そうでした。髪を切ってもらう予約をしたのが遅くて、年内に間に合わなかったのです。
 今年もこのようにして、無事に母と共に年を越せました。
 これも母を見守ってくれていた病院のスタッフの皆様、毎日のように様子を見に来てくださっている仲間たちのお陰です。本当にありがとうございました。
 来年もよろしくお願いいたします。

iPod騒動

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 後二日足らずで今年も終わりになります。
 せっかく、ブログを広い場所に引っ越して、さあ、いろいろと書いてやろうと意気込んでいたのに、何となく気が抜けてしまって、とうとう2週間もご無沙汰してしまいました。

 この間もすてきな人に会い、すばらしいことがあり、本当に刺激的な生活を送っているのですが、もしかしてそれに疲れたのかもしれません。
 いえ、実をいうと、書き込みに熱が入らなかったのは、新しく買ったiPodを上手く使いこなせなくて、少しいらいらしていたからかもしれません。