雪と弱視研究会と小樽の思いで

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 1月11日に高知を出て、東京で研修と連休を過ごし、そして16日に札幌に移動して、第49回全国弱視教育研究会に出席し、ささやかな発表もして、19日の夜高知に戻って来た、とにかく長い研修旅行の間にはいろいろと書きたいことがあるのですが、まず、札幌での楽しい思い出について書いておこうと思います。

 「今年はほとんど雪がなかったのに」と16日に札幌駅からホテルまで乗ったタクシーの運転手さんが言ってしましたが、私が札幌入りした日から、今年一番の大寒波が来て、寒いわ雪は降るわでした。

1月19日雪に覆われた札幌の風景
(写真は1月19日帰りのタクシーから撮った札幌の雪景色)
 断続的に降り続いた雪が徐々につもって行く中で、私は第49回の全国弱視教育研究大会に出席していました。

 大会の中身についてはまた別に書きたいのですが、併設して行われていたロービジョン者用の福祉機器展で、こんなものに出会いました。
黒板などに書いた文字をカメラで拡大し手元で見られる機械 この写真何かというと、遠くの黒板などに書かれた文字をカメラで写して拡大し、手元のモニターで見られる機械です。
 アメリカの方で発売されたばかりのものとのこと。
 「こんな機械があったら、大学で学ぶの楽になるよね」と私が言ったら、知り合いのメーカーの方が「今更学ばないのでしょう?」と言われて、ちょっぴりがっかり。
 こんな良いツールができたのだから、もう一度大学か院に入り直して、経済学とか政治学とか歴史とか、そんなものを学び直して見たくなりました。
 ロービジョン者のための機器は、これからどんどん良くなるのだから、私も新しいことに挑戦しようと、ちょっぴり本気になったりして。

 大会が終わった後、「小樽にお寿司を食べに行こう」仲間が誘ってくれました。
 私、実は雪の中を歩くのは怖くて怖くて、夜ご飯を食べにちょっとそこまで歩いて行くのも気が重かったのですが、せっかくのお誘い、小樽にまで足を伸ばすことができました。
小樽の運河 小樽駅前の私 
(写真左は小樽の運河の景色、右は小樽駅前の私)

 水面が凍っていて周りの光を反射している運河を見て、ガラス工芸のお店を訪ねて、美味しいお寿司を食べて、そして列車で札幌に戻って来ました。
 雪道を歩くのは、少し怖かったのですが、雪の中で高速道路を走ったり、幻想的な景色を見たり、とても楽しかった。
 
 私1人だったら、きっとホテルに閉じこもったままで、大会に出て、それだけで帰ってきてしまったと思うのに、「行こうよ」と言ってくれた仲間に、本当に感謝感謝です。