
(左の写真はシンポジュームで話す私 右はシンポジスト全員)
この9月22日から3日間大阪の国際交流センターで日本ロービジョン学会と視覚障害リハビリテーション研究発表大会の合同学会に参加し、その中で「地域で働く視覚障害者生活訓練指導員の現状と課題」というシンポジュームの座長をさせていただいた。
このシンポジュームを企画した私の思いは、視覚障害リハビリテーションの専門家として「視覚障害者生活訓練指導員」には高い専門性が要求される、その専門性とは何かについて、会場にいる様々な職種の方達に考えるきっかけを作りたかったということである。
そしてシンポの中のやりとりで「たとえば生活訓練はなぜ生活技術に長けている主婦などが指導するのではだめで、生活訓練指導員が指導する必要があるのか」という問を出して、専門性のエッセンスを考えて見たかったのである。
9月16日に書いた記事に、とてもうれしいコメントをもらいました。コメントの欄にも載せて公開しましたが、とってもうれしいのでここにも書きたくなりました。
そのコメントは、今ジャイカで活躍している私のゼミの卒業生からでした。
「お久しぶりです。ガーナより吉野ゼミOBの南口です。アクティブにご活躍されている先生を拝見できて、嬉しいです。こちらもガーナのよさこい祭りでリハビリテーションセンターの人達と「てんてこ舞」のようなダンスチームを立ち上げようと現在ガーナ人と一緒に奮闘しております。開催日は11月3日なのであまり日はありませんが・・・・私は相変わらず元気です。ガーナより吉野先生のブログ更新を楽しみにしていますね。では、またお会いできることを楽しみにしています」
9月2日にダイビングの話を書いて、その後も写真やエピソードを追加しようと思っていたのですが、ここ2~3日、とにかく何もする意欲がなくなってしまい、暇さえあればソファーに寝っ転がってテレビで時代劇ばかり見ている状態。そしてそんな自分を責めてばかりいて、余計気分は最悪になって。
そうしてようやく気がつきました。これはつかれすぎ、休めということなんだなと。
この夏はやっぱりハードだったから。

上の写真は河口湖のコテッジから見えた富士山 2枚目の写真はバーベキュー風景
8月27日にダイビングと学会、そして実習指導を終えて戻ってきて、8月の29日と30日に立て続けに講演をして、9月の4日から7日まで東京で「障害者福祉研究会」という恩師のゼミに出て、そこで台風9号の直撃を受けて、9月8日と9日は、「ロービジョン研究会」の100回記念河口湖合宿に出て、そしてやっと自宅に戻ってきました。
どのイベントもとても充実していたし、河口湖から見た富士山は最高、バーベキューも美味しかったし。でも、どんなにすてきな刺激でも、刺激はやっぱり刺激で、疲れるんだなーとつくづく思いました。
今ちょうど3連休、ゆっくり休んでいたら随分復活してきました。
今年のリカレント教育講座は私が企画を担当させていただき、、社会福祉の制度の激変の状況把握と問題点の分析と「ロービジョンケア講座」を二つの柱としました。
高知女子大学社会福祉学部のホームページから詳しい情報(PDF)がダウンロードできるので興味のある方は是非見てください。
ロービジョンケア講座は2004年にも高知で開催したのですが、その時はほとんど先進地域から講師を呼んでの開催でした。しかし今回は、高知の人材でほぼ行うことができるようになりました。
また、視覚障害リハビリテーションやロービジョンケアの認知度が上がったのか、看護師、理学療法士、ケアマネージャーなどの受講申し込みが多いのも特徴です。
このブログを見ていただいている方でお近くの方は、是非のぞいて見てください。
上の2本の動画はインドネシアマナドのタラサダイビングセンターのエリさんというインストラクターの方が、視覚障害があって小物は苦手な私に、その場で小物の動きを見せるために撮影してくれたものです。
今日で8月も終わり、時の経つのは本当に早い。夏休みを取ってインドネシアのマナドでダイビングをして、名古屋の学会に出て、そして京都で学生の実習指導をし、戻ってきたのが8月27日。この旅行の話を書こうと思いながらあっという間に4日が経ってしまった。
8月15日朝一番の飛行機で高知から東京に移動した。成田からシンガポールに発つのは16日の夜なので、16日の朝高知を発っても充分間に合うのだが、私は良くトラブルに巻き込まれるタイプで、何度も間に合うか間に合うかと言うどきどきを味わっているので、ゆとりを持って前の日に東京に出た。
世の中はUターンの時期、朝一番の飛行機しか取れなかったので、午前9時には羽田にいて、新宿のホテルに直行。アーリーチェックインのリクエストが通っていて、10時半には部屋に入れた。約2週間の休みを取るために、とにかくハードなスケジュールをこなしてきたので、涼しいホテルの部屋でひたすらゆっくりした。
16日は午後1時過ぎにホテルから成田行きのリムジンに乗り、3時過ぎに成田で友人に会って、ゆっくりチェックイン。7時15分にシンガポールに向けてテークオフ。
昨日、「年金についてのお知らせ」はがきの書き方と、電話での年金相談窓口の担当者の言い方に腹を立ててブログにそのことを書いた。
書き終わって少し腹の虫は収まったのだが、でもまだ何か言い足りないことがあるような気がして、心のどこかに引っかかっていた。
今朝になって、何が気になっていたのか分かったので、言い足すことにした。
昨日私は文章の中で「みんな素人なんですから」もっと分かりやすくして欲しいと書いたのだが、私に関する限り「素人」と言うわけにはいかないだろう。社会福祉の勉強をし、曲がりなりにも人に教えているのだから。
私は昨日長い休暇と、名古屋での学会、そして学生の実習指導を一気に終えて、ダイビングでリラックスし、学会で知的な刺激も受けて、体はひどく疲れているけれど、精神的には高揚して、旅先で出会った様々なことを、早速ブログに書くぞと、とにかく良い気分で家に戻ってきました。
それなのに、それなのに、ちょっぴりうんざりすことに出会ってしまって、まずそのことから書かないと腹の虫が治まらなくなりました。
そこで、楽しい話の前に、まずそのことから書くことにします。

追手筋本部競演場で最終の踊りの前に記念撮影
私の担当している学生が今年4年生になって、「今年が最後だから踊りたい」と、忙しい中を1日か2日時間をつくってよさこいを躍ると聞いて、昨日私は自宅の近くで踊り始めを見て、今日はお城の前の本部競演場で踊り納めを見に行きました。
私の懇意にしている料理屋さんで夕食を取り、ちょっと一杯飲みながら学生達の到着を待ち、合流しました。

私の担当する4年生15人ほどが、実習や卒論国家試験の勉強などいろいろと忙しいのに、今年最後なのでどうしても「よさこい」を踊るといっていたので、私もその晴れ姿を見ようと思って、朝早くから自宅の近くの競演場に見に行きました。
競演場に着くと、「てんてこ舞い」のチームがいました。
久しぶり、とても懐かしい感じがしました。