私の担当する４年生１５人ほどが、実習や卒論国家試験の勉強などいろいろと忙しいのに、今年最後なのでどうしても「よさこい」を踊るといっていたので、私もその晴れ姿を見ようと思って、朝早くから自宅の近くの競演場に見に行きました。
競演場に着くと、「てんてこ舞い」のチームがいました。
久しぶり、とても懐かしい感じがしました。
私が高知に赴任した年に、「障害者もよさこいで躍ろう」というスローガンの下で始まったこのチーム。お祭りの時は、いつも見ているだけで子ども御輿も担げなかったし、だしも引けなかった、そんな寂しい思いをした私です。「みんなと一緒に祭りに出る」という考え方に賛同して、立ち上げの時から関わらせてもらいました。
今は車いすで躍ったりしている姿を見ても、もう誰も珍しがらない。９年目のてんてこ舞い、でも最初立ち上げた時には、「障害のある体を人前にさらしてみっともない」という非難の電話が「てんてこ舞い」の実行委員長の所にかかってきたりして大変でした。
私もスタッフとして、資金集めのための広告が入った内輪を観客に配って回っていると、「こっち座りなさい」「大変ね」とか、同情的に見られて面食らったものでした。
実行委員長が障害者で、スタッフも障害者、もちろん障害のない人達と力を合わせてのチームですが、９年前のこと、障害者が全面に立って何かをやるなんて、まだとても珍しかったのです。
「てんてこ舞い」と出会いが、私を高知に近づけてくれました。その後いろいろなことに手を出すようになって、忙しくなってしまい、ちっとも顔を出さなくなりましたが、今日会えて、ゆっくり踊りを見られてとてもうれしい気分になりました。
私の担当している学生達が踊っている「ジャパリアン」の踊りも優雅でした。
今日１日追っかけをやりたかったけれど、残念、仕事が一杯で、それにとにかくすごく暑いのであきらめて、大学で仕事の続きをしました。
明日もできれば、追っかけをやりたいと思っています。
もう六つ寝るとダイビングですから、これから機材の準備をします。