南口さんからのうれしい便り

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ガーナよさこい祭りで踊った障害者たち
(写真はガーナのよさこい祭りに出場した障害者チーム)

 今日、ガーナに帰国した南口さんからうれしい報告があったので掲載します。
 「こんにちは。その後お元気にお過ごしでしょうか?
 昨日11月3日に、ガーナ首都アクラで無事によさこい祭りが終了しました。残された課題は多いものの、参加者総勢40名(踊り子約30名)で、障害別を超えた活動が出来、また皆で楽しく踊りきる事ができました。
 エマニュエルの贈り物(http://www.emmanuelsgift.jp/)」の主人公、エマニュエルさんもゲストとしてよさこい祭りでスピーチを行い、JICA関係者における障害者支援の輪の構築、障害者の社会参加促進、障害の啓発活動(実行委員長が自らガーナ障害者支援実行委員会のパンフレット60部を配布するなど)
大成功を収めました。
 参加者のほとんどが、これがゴールではなくて、スタートを切ったばかりと認識しており、今後「障害者を主体とした障害別を越えたグループ」の継続的なよさこい参加が期待されます。
 今後も「ガーナよさこい祭り」を通じたガーナ国内の障害者の社会参加促進と国際交流がガーナ人主体、障害者主体で行なわれるようサポートしていきたいと思います。」

ちょっと心弾む話

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豪華客船飛鳥2 夕日に生える飛鳥2 姿は優雅だが動き始めると早い
(3枚の写真は高知新港から出発する豪華客船「飛鳥II」の勇姿)

 あっという間に11月になった。この15日で私は60歳になる。60歳になったからといって、別に何か変わったことがあるわけではないだろうが、何か変わったことが起きたら良いのにと期待している自分がある。

 この2週間ほど腰が痛くて、行きつけの鍼治療院に行きたいと思っていたが、いろいろと忙しくて時間が取れなかった。
 今日、授業が4時前に終わったので治療院に電話をかけて見ると「開いているからどうぞ」と思いもかけない答えが返ってきた。とにかく評判の良い治療院で、なかなか予約が取れないので、これはラッキーとばかり、いそいでタクシーを呼んで駆けつけることにした。

ロービジョンケア講座2回目も好評でした

 10月28日(日)に「ロービジョンケア講座」の2回目を行いました。
 今回は、2年ほど前からロービジョン外来を開いている町田病院の橋田先生に「ロービジョンケアのための眼科の基礎知識」を講義していただき、その後、視能訓練士の野口さんに「町田病院のロービジョンケアの実際」を話していただきました。

 良く晴れたちょっぴり暑い日曜日、お出かけ日和にもかかわらず教室はほぼ満席、受付のデータだと45人の参加者ですが、名簿に書いていない人もいて50人は参加していたようです。

 眼科医、看護師、ケアマネージャーなど多彩な聞き手に少しとまどっておられたようですが、橋田先生の講義は、沢山の眼の写真を見せながらの、とても分かりやすいものでした。

高知ケーブルテレビ 「エキスパート」の録画撮り

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スタジオでの収録風景 収録を終えてほっと一息
(左の写真はスタジオでの収録風景 右は収録を終えてほっとしている所)

 6月の頃だったろうか、学部長に呼ばれて、「高知ケーブルテレビで、大学の先生や専門学校の方たちが、自分の得意分野について講演する番組がある」「社会福祉学部にも出演依頼が来たので出て見ないか」といわれた。

 番組は30分で、その中の25分を使って自分の専門分野の話をする。それが1ヶ月の間に20回ぐらい繰り返し放送されるとのことであった。しかも、出演料の代わりに、番組のDVDをもらえて、それは私が自由に使って良いとのこと。つまり著作権は私ということのようだ。

 これは、視覚障害者リハビリテーションやロービジョンケアを宣伝する良いチャンスだと思い、その場で出演を快諾した。

いけ飛べの記事

高知女子大の社会福祉学部を中心にして、日本で使わなくなった車いすをアジアやアフリカの国に送るサークル「いけ飛べ」というサークルが活動しています。その記事が高知新聞に登載されました。
 興味のある方は、見てください。
 ファイルをダウンロード

まだまだ必要な啓発活動

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 今日は高知県の「網膜色素変性症の仲間の集い」に参加してきました。午前中は、高知大学医学部眼科の上野教授の医療講演でした。

 当事者と家族の方が主な対象の講演ということで、上野先生はスライドをつかっての説明を避けて、網膜色素変性症の治療の動向を一つ一つ丁寧に言葉で説明されました。その姿勢にも感激したのですが、講演の後半の40分ほどは、当事者や家族1人1人の疑問に答えるという形をとられて、そのことにもとても感動しました。

南口さんと過ごして思ったこと

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  「お久しぶりです。ガーナより吉野ゼミOBの南口です。アクティブにご活躍されている先生を拝見できて、嬉しいです。こちらもガーナのよさこい祭りでリハビリテーションセンターの人達と「てんてこ舞」のようなダンスチームを立ち上げようと現在ガーナ人と一緒に奮闘しております。開催日は11月3日なのであまり日はありませんが・・・・私は相変わらず元気です。ガーナより吉野先生のブログ更新を楽しみにしていますね。では、またお会いできることを楽しみにしています」

 というコメントをよせてくれた南口さんが、国際協力の専門家となるための長期研修一時試験に合格して、二次試験を受けるために一時帰国することになりました。
 そして、この機会を利用して母校の後輩達に青年海外協力隊での経験を話してくれることになりました。

 せっかくのチャンスなので、彼女のことを広報できるように、私も少しだけお手伝いをすることにして、10月18日・19日を南口さんと過ごしました。私にとってもすてきな体験でした。

 南口さんがガーナでどんなことをしているかは、青年海外協力隊の「日々広がる新しい世界」の記事を読んでいただくことにして、高知で過ごした二日間のことを書きたいと思います。

ロービジョンケア講座は盛況です

講座で講義する私 講座風景 
(2枚の写真は講座風景)

 高知県県職員提案事業で獲得した80万円をつかって、ロービジョンケアの先進地域から講師を招いて6回にわたるロービジョンケア講座を開いたのは2004年のことでした。その講座をきっかけとして町田病院がロービジョンケアに取り組みはじめたりと、非常に意義深い講座でした。

 あれから3年経ち、高知の視覚障害リハビリテーションやロービジョンケアも、質・量共に充実してきました。
 その高知の仲間達で「ロービジョンケア講座」を開くことができないだろうかと考えていたのですが、高知女子大学社会福祉学部のリカレント(社会人)教育講座の一部として実現することができました。

最近の母

 8月中は元気だった母が、最近よく尿路感染を起こして高い熱を出すようになりました。私が病院に会いにいって、声をかけてもほとんど眠っていることが多くなってきました。表情は軟らかくて、辛そうではないので、その辺は救われるのですが、「やっぱり老衰かな」「仕方ないのかな」と思っていました。

 10月4日に病棟のカンファレンスに出て、母のことをいろいろと聞くことができました。今まで私の経験したカンファレンスは、とても形式的なものが多かったのですが、今回のカンファレンスは1時間以上もかけて、主治医、病棟看護師さん、ケアマネージャーさん、理学療法士、言語聴覚士などが出席してくれて、それぞれの立場からいろいろと話を聞かせてもらえ、こちらの要望も伝えることのできる、良いカンファレンスでした。

第33回日本重症心身障害学会に参加して

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発表したポスター ポスターの前に立っている私 熱心にポスターを見ている人達
写真は左からポスター、ポスターの前に立っている私、ポスター会場風景

 今年の2月に岐阜で開催された全国視覚障害児早期教育研究会で「高知の視覚障害リハビリテーションの現状」を報告したところ、「今年の重心学会は高知で開催されるのですが、多くの重症心身障害児(者)が視覚障害を合併しているのに、視覚障害についての発表がない。何か発表してくれませんか」と重症心身障害学会の会員の方に声をかけられた。