10月28日(日)に「ロービジョンケア講座」の2回目を行いました。
今回は、2年ほど前からロービジョン外来を開いている町田病院の橋田先生に「ロービジョンケアのための眼科の基礎知識」を講義していただき、その後、視能訓練士の野口さんに「町田病院のロービジョンケアの実際」を話していただきました。
良く晴れたちょっぴり暑い日曜日、お出かけ日和にもかかわらず教室はほぼ満席、受付のデータだと45人の参加者ですが、名簿に書いていない人もいて50人は参加していたようです。
眼科医、看護師、ケアマネージャーなど多彩な聞き手に少しとまどっておられたようですが、橋田先生の講義は、沢山の眼の写真を見せながらの、とても分かりやすいものでした。
「気楽に引き受けたのですが、2時間は長い。吉野先生と話していると時間の流れが違うようです」という、橋田先生の言葉で、町田病院の診察室で、1人の患者さんにだいたい5分から10分の時間で、てきぱきと説明をし、判断を下しておられる場面を思い出しました。
そう、福祉の面接は1時間単位。眼科医の診察場面とは大違いで、本当に違う世界をのぞいたようなあの感覚がありありと戻ってきました。
次に感激したのは、講義で見せていただいた画像をインターネットのサイトで公開する準備をしておられて、質問用のメールアドレスもとっておられたことでした。
すごい、これが医学流というのでしょうか。
そのサイトを私のブログとリンクしても良いという許可をいただきました。
講演での写真が見たい方は、ここをクリック、recurrentというユーザーIDを打ち込み、パスワード071028を入力すれば目次の画面が出て、画像を見ることができます。
画像は1ヶ月ほど閲覧できるそうです。
ただ、皆さんのパソコンにクイックタイムというソフトが入っていないと再生できないことと、画像が大変重いので、電話回線などでネットに接続していると見るのが難しいです。
休み時間は、参加した人達同士が話をしたり、いろいろなケースの相談をしたり、ルミエールの機器を見たり、良い情報交換の場になっていました。
こういう講座を主催するのはきついけれど、やりがいがあります。後2回がんばらなければ。
講座に協力してくださっている皆さんありがとうございました。