南口さんからのうれしい便り

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ガーナよさこい祭りで踊った障害者たち
(写真はガーナのよさこい祭りに出場した障害者チーム)

 今日、ガーナに帰国した南口さんからうれしい報告があったので掲載します。
 「こんにちは。その後お元気にお過ごしでしょうか?
 昨日11月3日に、ガーナ首都アクラで無事によさこい祭りが終了しました。残された課題は多いものの、参加者総勢40名(踊り子約30名)で、障害別を超えた活動が出来、また皆で楽しく踊りきる事ができました。
 エマニュエルの贈り物(http://www.emmanuelsgift.jp/)」の主人公、エマニュエルさんもゲストとしてよさこい祭りでスピーチを行い、JICA関係者における障害者支援の輪の構築、障害者の社会参加促進、障害の啓発活動(実行委員長が自らガーナ障害者支援実行委員会のパンフレット60部を配布するなど)
大成功を収めました。
 参加者のほとんどが、これがゴールではなくて、スタートを切ったばかりと認識しており、今後「障害者を主体とした障害別を越えたグループ」の継続的なよさこい参加が期待されます。
 今後も「ガーナよさこい祭り」を通じたガーナ国内の障害者の社会参加促進と国際交流がガーナ人主体、障害者主体で行なわれるようサポートしていきたいと思います。」

 9年前、私が高知にきてすぐに、高知で「てんてこ舞い」という障害者と障害のない人達が一緒に躍るチームの立ち上げに参加させていただいた。そのお陰で、私は高知という土地や、高知の障害のある方たちとネットワークを造ることができた。

 「てんてこ舞い」も障害者の社会参加を一つのスローガンにしていた。
 はじめてよさこいで躍ったときは、「あんな体を人前にさらしてどうするんだ」などの苦情の電話が実行委員会の事務室にかかってきたり、観客からは好奇の目で見られたりしていたが、今、毎年のよさこいの中で「てんてこ舞い」の存在は当たり前の風景になっている。

 南口さんから聞いた話では、ガーナではまだまだ障害者に対する差別が厳しいようだけれど、きっとそのうちに障害者が町に出て、教育を受け働くのが当たり前になるだろう。「ガーナよさこい祭り」への参加がそのスタートになることを強く希望しているし、そのことに私たちの活動がほんの少しでも手を貸せたのであれば、それはとてもうれしいことである。

よさこいを躍っている写真到着 楽しそうに躍っている写真 色とりどりの衣装を着けて躍っている 日本風のはっぴもすてき

 11月6日に南口さんからメールが送られてきて、それにはガーナのよさこい祭りで踊る様々なチームの写真が送付されていました。衣装がきれいで、みんな楽しそうなので、思わず最後に追加してしまいました。