年金相談のこと(昨日のつづき)

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 昨日、「年金についてのお知らせ」はがきの書き方と、電話での年金相談窓口の担当者の言い方に腹を立ててブログにそのことを書いた。
 書き終わって少し腹の虫は収まったのだが、でもまだ何か言い足りないことがあるような気がして、心のどこかに引っかかっていた。

 今朝になって、何が気になっていたのか分かったので、言い足すことにした。

 昨日私は文章の中で「みんな素人なんですから」もっと分かりやすくして欲しいと書いたのだが、私に関する限り「素人」と言うわけにはいかないだろう。社会福祉の勉強をし、曲がりなりにも人に教えているのだから。

 それに、私は将来設計のために3年ほど前から「社会保険労務士」の方に相談をして、地方公務員共済も含めて年金額の試算をしてもらっていた。試算の過程で、地方公務員共済の加入記録を取り寄せて確認もしていたのである。

 私は社会保障の専門家ではないが、その道の友人は沢山いるし、専門家への相談の大切さも、その活用法も分かっているつもりであった。
 今回も「おしらせ」の記載漏れの件をすぐさま友人に相談した。

 そんな好条件にある私でもこのはがきを受け取った時は、「どうしよう」「こまった」と一瞬パニクッタのである。
 ましてや、普段年金制度や社会保障についてはほとんど知らなくて、まじめに働いて給料から掛け金が天引きされているので、自分はちゃんと払っていると信じていた人達が、いざ年金を受け取ろうとしたら「掛け金払った証拠がない」「記録がない」などと言われたら、いったいどんな気持ちになるのだろうか。ほんとにパニックになるのだろうと思う。

 福祉サービスの受給に対してもそうだが、一番情報や解決策を必要としている人の所に情報が届かない。情報を得て適切な解決策を見いだすには大変な力が必要である。そのことを考える時、この「年金のおしらせ」のはがきの書き方も、相談窓口の対応も、配慮がひどく不足していると思うのである。その配慮のなさにひどく腹が立ったのである。

 この問題はもうこれまでにして、明日から楽しいダイビングの話を書こう。