視覚障害2022年7月号の表紙
雑誌視覚障害2022年7月号表紙

今年は、あっという間に梅雨が明け、そして猛暑、新型コロナの第7波が始まって、とにかく生きにくいひどい夏です。私は、夏が大好きですが、今年は憂鬱な夏を過ごさないといけないようです。

さて、私が月刊視覚障害の編集部からの依頼を受けてコーディネートさせていただいている「シリーズ視覚リハ(ロービジョンケア)の現場から」の第2回は、原田敦史さんが執筆してくださった「歩行訓練士の現在地」です。
 このシリーズで私が執筆を依頼した11人の書き手は、皆さん、今「視覚リハ」の現場で、新しい試みをしている方達です。その方達の書かれた物を多くの方に読んでいただきたいという思いで、月刊視覚障害の編集の方と相談して、「執筆者の方の許可を得られれば」私のブログにも掲載して良いということになりました。

 今回著者の原田さんの許可をいただきましたので、私のブログにも掲載させていただくことになりました。
 PDFデータとテキストで掲載しておりますので、是非沢山の方に読んでいただきたいと願っております。

我が国の視覚障害者の実態を理解し65歳問題を理解しよう

 1 どんな所でプレゼンさせていただいたのか 

 私が高知女子大学を退職して東京に戻ってきた時、視覚障害リハビリテーションのことだけでなく、広く知識を学びたいと思い、いろいろとその場所を探していた時に、東大の医療政策研究所が社会人のために医療政策を学ぶチャンスを作っていることを知りました。
 そこの募集に応募して、運良く選考をバスし、2014年4月から1年間、「患者の意思決定支援」をテーマのグループの仲間と学ぶことが出来ました。
 このコースは、残念ながら今はないのですが、そこで学んだ方達が、同窓会を組織して、定期的に「情報交換会」を行っています。
 その情報交換会で、2022年6月16日に、視覚障害に焦点を当てながら、65歳問題についてお話しをさせていただくチャンスをいただきました。

 そのプレゼンテーションをPDFファイルで公開いたします。
 高齢視覚障害者のリハビリテーションのことや、介護保険のこと、そして65歳問題に関心を持っておられる
方達の参考になればと思います。

   視覚障害者の理解と65歳問題.pdfをダウンロード  

月刊視覚障害2022年6月号の表紙
月刊視覚障害2022年6月号表紙

もう8年前になるのですが、私が企画を出させていただいて、「視覚障害リハビリテーションの現場から」というシリーズをコーディネートさせていただいたことがあります。今年の1月ごろだったか、「同種のシリーズをまたやって見ませんか」と編集部の方から依頼を受けて、8年間の時を経て、「視覚リハの現場がどのように変わってきたのか」を知りたいと思いましたし、社会一般の皆さんに「視覚リハの現状」を知っていただく機会にもなると思い、この依頼を引き受けさせていただきました。

 そして、私が第1回を担当し、その後11人の最前線で頑張っている方達に執筆を依頼して、快く受けていただき、6月号からシリーズ「視覚リハ(ロービジョンケア)の現場から」がスタートしました。

今まで、月刊視覚障害の許可を得て、私の書いた物は、発行から1ヶ月経ってからこのブログで公開させていただいていましたが、「もっと早く沢山の皆さんに見て欲しいんですが」とお願いして、発行から1週間で、ブログに公開する許可を得ました。また、PDFデータでの公開も認めていただきました。それだけでなく、他の11人の著者の方から許可をいただければ、その方の著作も、このブログで公開しても良いという許可までいただけました。

 このシリーズが、今の視覚障害リハビリテーションについて、多くの方に知っていただいて、少しでもそのサービス内容が前進することに寄与できたらと思っております。いろいろと無理を聞いてくださった「月刊視覚障害」の方達に感謝を込めて。

皆さん65歳問題を知っていますか

 新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちの生活に禍をもたらし、この2年間、私の生活にも、とても大きな影響を与えて来ました。その中で、唯一良かったことと言えるのは、zoomなどのオンラインを通じての、幅広い方達との交流が出来るようになったことです。
 その交流の中で、今まで知らなかった分野の方とお話しをするようになり、私の活動の真になっている「見えない・見えにくい方達への理解」とか「視覚リハビリテーション(ロービジョンケア)の話しをするチャンスを得ることが出来ました。

 先日、そこで、「65歳問題ってなに」ということが話題になり、私が、視覚障害者にスポットを当てて、65歳問題の話しをしました。その時のプレゼンをPDFデータで下記にリンクしました。
 興味のある方は、見てください。

65歳問題を知っていますか.pdfをダウンロード

月刊視覚障害2022年2月号表紙
月刊視覚障害2月号表紙

新型コロナウイルス感染拡大を防止するために、昨年は、研究会や研修会もみんなzoomを使ってのオンライン方式で、リアルに会場で人に出会うことが出来なかった中、リアルに出席させていただいた、「ルミエールサロンの20周年記念式典」でのことを、月刊視覚障害2022年2月号に書かせていただきました。それからあっという間に1ヶ月経ち、寒かった長い冬も終わろうとしています。コロナ禍は、第6波に突入し、相変わらずオンラインの会議会議、でも、オンラインだと全国から自由に集まれる。これも視覚リハの普及活動には良いチャンスです。
 さて例によって、発行から1ヶ月を経た「20周年記念式典での私の思い」を月刊視覚障害編集の許可を得て、掲載いたします。昔を振り返ることで、これからを考えたいと思って書いた記事です。読んでいただければ幸いです。
 所で、一昨年の暮れに、少し贅沢な気分を味わいたくて買ってきた胡蝶蘭の鉢。人に教わり、ネットで調べて、一生懸命育てたら、こんな見事な花が咲きました。空気中に伸びた緑色のひもみたいな物は根なのだそうです。この根で、空気中の水分を吸収したり光合成をするのだとか。その生命力に感激しながら癒やされています。では本題に入ります。

見事に満開に咲いてくれた胡蝶蘭。2年目なのに可憐な白い花がきれいです。鉢の外に、細くて緑色をした根が一杯伸びています。
自宅で見事に咲いてくれた胡蝶蘭

ルミエールプラン事業に関わる二つの職員提案の全文記事

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 2000年と2004年に提案した高知県職員提案の全文

 下記のワードファイルで、全文をダウンロードすることができます。
また、全文をテキストで公開しております。

 2000年の職員提案2.docをダウンロード  

 5004年 視覚障害者自立支援事業に関する提案.docをダウンロード

墨田区のオレンジカフェでお話しさせていただきました。

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 私がパラリンピックの聖火リレーに参加した後、リレーに参加することを一緒に応援してくださった、リハ特化型デイサービス施設エバーウォーク両国店に、トーチを展示させていただいていましたが、その話を聞いたケアマネージャーの方が、認知症の方やその家族と交流し支援する「オレンジカフェ」の集まりで、聖火リレーに参加した経験を話して欲しいというリクエストがありました。認知症の方達にお話しするのは、初めての経験でしたし、どう伝えたら分かりやすいのだろうと考えながら、これも挑戦、とても勉強になると思って、お話しさせていただくことにしました。

 11月18日に、電動車いすでトーチを掲げて登場してお話しすることになっていたのですが、新型コロナ感染拡大を避けるために、オンライン開催になり、オンラインで、どんな風に実感をつかんでいただいたら良いのか試行錯誤して、写真たっぷりのプレゼンを用意し、メッセージは短く大きく書いて見ました。当日のプレゼンをPDFデータで共有します。

  墨田区オレンジカフェ.pdfをダウンロード

 

聖火リレーの思い出をアルバムに

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 昨日「月刊視覚障害11月号」の記事をアップしましたが、その記事と共に見ていただきたい写真が沢山あります。そのうちの何枚かをアルバムにして見ました。PDFで共有させていただきます。 聖火リレーのアルバム.pdfをダウンロード

 視覚障害者の「いろは」をネットメディアで公開しているスポットライトが、聖火リレーと高齢視覚障害者のリハの普及についてインタビューしてくださっています。その記事も共有させていただきます。

聖火ランナーが伝える超高齢化を迎えた社会へのメッセージ 

月刊視覚障害2021年11月号表紙
月刊視覚障害2021年11月号表紙

 月日の建つのは本当に早いもので、東京もすっかり寒くなりました。そしてパラリンピックの閉会から2ヶ月ちょっとなのですが、もううんと昔のことのような気がしています。  私がパラリンピックの聖火ランナーに応募して、聖火リレーを行った記憶、それは、とても強烈な物ですが、その記憶も時の流れに押し流されそうです。だから、月刊視覚障害に書かせていただいた記事、とても大切な記録です。出版から1ヶ月経ちましたから、このブログでも皆さんと共用させていただきたいと思います。  

月刊視覚障害2021年10月号表紙の写真
月刊視覚障害2021年10月号表紙

私が入っている「ヤマネット」というメーリングリストがあります。たぶん300人以上のメンバーがいますが、第28回視覚障害リハビリテーション研究会を盛岡で開催した時に、そのことを一つのきっかけにして、山形や福島など東北地方の方達が中心になって立ち上げたMLで、私も情報交換をしたくてメンバーに参加させていただいたのです。そのMLが、「庶務係」と自ら言って、丁寧に面倒を見てくださる山形の三浦さん達の努力で、今は全国にメンバーが広がっています。視覚障害当事者を中心に、細やかな日常の出来事から、最新情報まで、本当に多彩にわたるやりとりがなされています。
 そのMLで、三浦さん達が企画されて東日本大震災から10年経つのを期に「3.11あの時私は」というタイトルで、メンバーの方達の「あの時」をML上で発表することになり、その発表を「雑誌 月刊視覚障害」がシリーズとして取り上げるこという発展になりました。

 私も、その企画に載せていただき、3.11自分が何をしたか、そして視覚リハ協会長として、その後の支援に本当に少しだけ関わる中で思ったことを書かせていただきました。
 私は、東京にいて、直接の被害は受けていなかったし、そんなにつらい思いをしたわけでもなく、このシリーズに参加して、月刊視覚障害に原稿を出させていただいて良いのか、その資格はないように思ったのですが、「3.11の後の視覚障害者支援」の中で、いわゆる中途視覚障害者の方達にいかに視覚障害支援の情報が届いていないかを痛感したこと、その改善に取り組まれた皆さんと共に、ほんの少し動く中で感じたことを、10年後にもう一度記事にして置くのも良いのかもと思い、三浦さん達のお力添えもあり、10月号に掲載させていただきました。
 いつものお約束で、雑誌発行から1ヶ月経ったので、全文を私のブログで紹介させていただきます。このシリーズ、今7回目になっていますが、その時のことを書かれた方達のリアルな思いが、とても素晴らしく、これからの災害対策で考えさせられることも一杯です。できれば、皆さんにシリーズ全てを読んでいただけたらなと思っています。前置きが長くなりました。以下内容です。