秋田県立盲学校訪問記(2)

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ロービジョン支援センターについて

 今回の訪問では、県立盲学校の新しい取り組みについて、いろいろな資料をいただくことができ、また、その資料を私のブログで公開しても良いという許可もいただいた。
 私自身の感想も含めた訪問記は、後3回ぐらいに分けて、書かせていただくつもりだが、ここでは、この8月2日と3日に山形県で開かれた「全日本盲学校教育研究大会(山形大会)」で発表を担当なさった菊池先生の原稿をまずアップさせていただきます。
 福祉やリハの関係者は、「全日盲研」に出て、そこで情報を得ることがほとんどできない。すごく敷居が高く感じるし、どのように参加して良いかも分からないから。そんなわけで、とても貴重な資料です。
 ロービジョン支援センター.pdf

秋田県立盲学校訪問記(1)

 

あきた総合支援エリアかがやきの丘の全体像

 「秋田県立盲学校」が「盲学校なのに中途視覚障害者のリハビリテーション」に重きをおいた「生活情報科」というのを開設したらしいという話を聞いて、私は、大変に興味を持って「いつか行ってみたい」と思っていました。
 今回、秋田県立盲学校に大変無理なお願いをして、二日間その中を見せていただくことができましたので、その「訪問記」を載せます。
 訪問記(1)では、まず秋田県立盲学校が属している「あきた総合支援エリア」というものの全体を貫いている理念について、私の感じたことを中心に書いておきたいと思います。その方が後でこの「盲学校」のことを理解してもらいやすいように思うからです。
 「かがやきの丘」のことを詳しく知りたい方は、こちらを見てください。
 http://www.kagayaki.akita-pref.ed.jp/

武蔵野市議会への報告書

 東京の視覚障害リハビリテーション事情を知りたくて、今まで3カ所の施設を訪問させていただいたのだが、7月20日(金)に訪問させていただいた「生活リハビリサポートすばる」でのお話の中に出て来た、眼科医原田先生の「武蔵野市議会への陳情」に基づき、武蔵野市に視覚障害者指導の専門家を置くかどうかを判断するため武蔵野市で委員会を設置して調査を行ったとのことであったが、その調査報告書を見せていただけることになり、また、私のブログで公開しても良いと言うことなのでPDF化してアップすることにした。
 武蔵野報告書.pdf 
 1994(平成6)年の武蔵野市という地区に限られた調査だが、新たに制度作りをする時の参考になる貴重な資料だと考えた。

東京で視覚障害リハを実施している施設を訪問して、いろいろと学ばせていただこうという私の試み、7月の末から猛暑になって、そろそろ夏休みモードも出て来て、少しスピードか鈍ってしまいましたが、そんな中、快く私の訪問を受け入れてくださった、荒川たんぽぽセンター(荒川区心身障害者福祉センター)に8月16日に訪問することができました。
 この日も朝から猛暑、亀戸駅から日暮里駅行の都バスに揺られて30分、荒川区役所前の停留所から、私の足で7分程度の場所に、センターはありました。
 お話を聞かせてくださったのは、このセンターでの職名が「視覚訓練相談員」の加藤さんとセンター所長の石垣さんでした。
 加藤さんは、センターへ就職してまだ2年なのだそうで、センター設立当時からの事情に詳しい石垣所長が同席してくださり、センター設立時の事情や、センター全体の仕事の流れなどを話してくださるというすてきな段取りで、とても和やかにお話を聞くことができました。

新しいサーバーに移転

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 私がブログを始めてから、驚いたことに6年も経った。何をやっても飽きっぽくてつづかない私が、「え!6年もつづいたの」である。
 そうこうしているうちに、ブログの記事を作る元になっているソフトも古くなってしまい、記事を載せたり編集したりすることが難しくなって来た。
 2年半前に高知から東京に引っ越しをしてきて、生活の変化になかなかなじめなかったので、しばしば何もしたくない日が続き、ブログへの記事の書き込みも滞りがちになって来たし、ツイッターなどの簡単な表現手段もあるので、そろそろ潮時だから、ブログをたたもうかと思ったりもした。
 けれど、読んでいてくれる人もいるし、どこかに視覚リハのことを書き続ける場所が欲しかったので、ブログを閉じるのではなくて、新しいサーバーに移転して、ソフトも更新して続けることにした。
 そして、昨日移転が完了したと言う知らせをいただき、またぼちぼちと書き続けて行こうと思っている。
 新しいソフトは、とても使いやすくなっているが、少し慣れるまでは大変そう。
 幸いな事に、アドレスが変わらないので、また時々のぞいてみてください。

生活リハビリサポートすばる訪問記

東京の視覚障害リハビリサービスに携わっている方たちを訪問して、その現状から学び、高知という現場を離れて東京に戻って来た私に、今何ができるのか考えようと言う計画、次に訪問させていただいたのは、「社会福祉法人武蔵野生活リハビリサポートすばる」で「視覚障害者生活支援員」をしておられる箭田さんの所。
 訪問した7月20日(金)は、梅雨が明けたというのにあいにくの雨模様で、猛暑から一転5月はじめの気温。猛暑よりは楽だけれど、こんなに激しい季候の変化には体がついていってくれない。

高知女子大に在籍しながら、高知で視覚リハシステムの構築活動に関わっていたころの私は、本当に少しの相談支援をおこなっただけで、後は、「視覚障害者生活訓練指導員」の方達のしている事を見たり、その方達が働きやすいシステム作りをしたりしていた。だから臨床現場にいたとはとても言えないが、そのわずかな現場での経験が、「視覚リハをもっと普及させたい」と言う私の情熱や考え方の原点になっていた。
 東京に戻って、私は、その現場を失ってしまって、自分の原点を亡くしたような気分になっていた。
 「東京でも何かやりたいな」と思ってはみても、東京には、すでに立派な活動をしている沢山の施設があり個人がいるし、その上私は長年高知にいたので東京の事情は何も知らないしで、「何もできないな」と思っていた。
 「そうだ、東京のことをまず学んでみよう」、第21回視覚リハ研究発表大会が終わって、少し体力が回復してきたからだろうか、そんな事を思い立った。
 思い立ったら動くと言う鉄則に従って、前々から名前は聞いていた「世田谷区立総合福祉センター」で視覚障害者のリハビリに携わっておられる木村さんにお電話をしたところ、快く訪問を承知してくださったので、7月17日の午後、訪問させていただき、いろいろとお話を伺って来た。

ようやくいつもの私に戻って来たかな

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 あっという間に7月も半ばを過ぎて、昨日梅雨明け宣言が出た。
 私がこのブログに記事を書かなくなってから、2ヶ月が過ぎてしまった。
 第21回視覚障害リハビリテーション研究発表大会が終われば、きっと時間もできるから、ブログへの記事登載も、頻繁にできるようになるだろう。そんな風に思っていたのだが、大会が終わって1ヶ月以上経っても、記事を書き込む気にもなれず、「ブログ閉鎖した方が良いかな」と思ったりもした。
 視覚障害リハビリテーションの情報紹介で、このブログに載せている過去の記事を使ってもらったりして、「このブログ見ていてくれる人がいるのだから、続けなければ」と一時は思うのだが、それも一時で、どうも、何も書く気になれなかった。

金環日食と私

  今日は金環日食が見えるというので、とにかくお祭り好きの私は、目覚ましを午前6時にセットして、早起き。いそいそと身支度をして、日食用のめがねや、カメラや、ワンセグ携帯などを持って、マンションの下の錦糸公園に出て行った。
日食用メガネをかけてかけ始めた太陽を背にして記念撮影
「写真は、かけ始めた太陽を背にして近所の方に撮ってもらったもの」
 我ながら、すごい格好だけど、次は300年先にしか、この東京では見られないと言う金環食、胸がわくわくする。

知人に促されて再び記事を書きます

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 今日、知人から電話があり、「ちっともブログ更新されて亡いけれど元気」というお尋ね。そして、その後、メールで
「いそがしいのだろうと想いながらも、ちょっと何か
不調があるのかなとか…心配して電話した次第です!
まあ、お互いにそれ相応に歳を重ねているから‥。」
 と言って来てくれました。

 毎日毎日、視覚障害リハビリテーション協会の仕事で、山のようにメールをして、「もうパソコンなんか見たくもない」状態になって、いろいろと思う事は一杯あるのですが、それを書かないうちに、次から次へと刺激が来て、もう沢山になってしまって。そんなわけで、とうとう3ヶ月もサボってしまいました。