電動車いすを使うことによって、私の行動範囲は驚くほど拡大したのですが、電動車いすは、電気製品ですから水に弱いのです。すなわち雨の日に弱いのです。電動車いすメーカーの方に「雨の日の対策は?」と聞いたら、「一応大事なところは防水処理はしてあるのですが、雨の日に乗るのはお勧め出来ません」「出来るだけ避けてください」とのこと。でも雨の日だってどうしても外出しなければならない時はある。いろいろと情報を集めたら、車いす用のレインコートだとか、バッテリーにはビニールカバーをかぶせるだとか、工夫して乗っている方は多いようだ。でもね、雨の日はやっぱり不安で、雨の日に外に出ることを躊躇していた。
私の介護保険の要介護度、介護保険の認定審査会がなかなか開かれなくて、新しい要介護度が決まらなかった、ちょっとやきもきしていたら、ようやく「要支援2」という結果が昨日手元に届いた。あー良かった。ほっと胸をなで下ろす。要支援2だと1ヶ月約10万円分のサービスを利用することが出来る。私の負担は1割だから、10万円分のサービスを利用しても1ヶ月1万円を支払えば良いことになる。私の場合、週2回の通所リハサービス(デーケアー)に約56000円、電動車いすのレンタル料金が、約31000円、合わせて87000円のサービスを使っている。通所リハで体力を落とさないようにして、電動車いすを使って、買い物に行ったり、旅行をしたりして、腰が痛くて、前ほど歩けなくなったけれど外出も遠出も楽しんでいる。要支援1になったら、使えるサービスは、約半分の5万円だから、電動車いすのレンタル料金は、まるまる自分持ちになってしまう。要支援2で良かった。これでリハも、外出も今まで通り楽しめる。本当にほっとした。
一昨年の10月に第5腰椎の圧迫骨折をしてしまい、その後座骨神経痛等に悩まされて、家の中を伝い歩きするのがやっとだった私は、昨年5月から電動車いすを利用するようになり、その力を借りて気軽に外に出られるようになりました。そして、電車や飛行機を使って、高知に行ったり、盛岡や福島で講演をさせていただいたり、圧迫骨折をする前と同様に活動できるようになりました。
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新しいお部屋に引っ越しをしたブログのデータの移行がきちんと行われているかどうかを、一つずつ確認する必要があって、少しずつ過去の記事を読んでいるのですが、それは、まるで自分の日記やアルバムをめくっているようで、そこについ立ち止まってしまい、読みふけって、そして昔のあのことこのことが浮かんで来ます。そして自分の気持ちが若返る、ブログの移転にこんな効果があったとは、意外でした。
今日たまたま、2012年に日本点字図書館の発行している「ホームライフ」という音声の雑誌でインタビューを受けたファイルを見つけて、6年前の自分の声を聞いて、視覚リハの普及活動に燃えていた頃のことを思い出しました。その頃と現在、視覚リハを取り巻く情勢があまり変わっていなくて、このインタビューを聞いていただいたら、今でも役に経つ方もいるのかなと思って、音声データを再度アップいたします。もし時間があったら聞いて見てください。
昨日、ブログを新しいサーバー(お部屋)に引っ越して、再度書き続けることにしたという記事を書きましたが、その新しいブログのブログ内検索をおこなえるように、グーグルの検索システムを導入してもらいました。
そうしたら、いろいろとエンドユーザーの私が予期せぬ事態が起こってきましたので、今日は、私のブログを読んでくださって、検索もして見ようと思ってくださった方に、その説明とお詫びをしようと思いこの記事を書いています。お付き合いいただければ幸いです。
1 私は、2006年にプロのデザイナーの方に委託して、ブログのデザインをしてもらい、委託したプロの方の進めに従って、movabletype5というソフトウエアのライセンスを取得して、それから12年、このブログを続けてきたのですが、3年ほど前から、movabletype5のサポートが中止になって、セキュリティー等問題があるので、アップグレードするように警告が表示されるようになっていました。その表示が出るようになった頃には、すでに、私はフェースブックに書き込むことが中心になって、ブログの方は、年に2回か3回記事を更新するだけになっていたので、その警告を気にもせずに、掘っておいたのです。
このブログに記事を書くのは8ヶ月ぶりです。随分無精してしまっています。
さて、2018年3月2日に東京医療センターで毎年行われている感覚器シンポジュームのシンポジストとして読んでいただきました。そこで、この機会に、70年間ロービジョンを持って生きてきた自分と眼科医療との関わりを振り返り、講演させていただいたので、それをPDFデータでアップいたします。
生まれつきのロービジョン当事者から見た.pdf
講演時間が30分だったので、話しきれないことが沢山ありました。それを補うために、参考資料を印刷して配らせていただきました。その資料をPDFでアップします。
参考資料.pdf
皆さんに取って、何かの参考になればと思います。
視覚障害リハビリテーション協会2017年度研修会-第28回視覚障害リハビリテーション研究発表大会(盛岡大会)プレ企画-に参加した私の私的報告を書かせていただきます。

さすが盛岡寒かったけれど、何とか曇り空で助かりました。心配した参加者も、岩手だけでなく函館や秋田からも来ておられ、福祉関係者・眼科医・視能訓練士・教育関係者と多彩な顔ぶれ、参加者数も研修会を企画した側も入れて54名で、会場がほぼ一杯の状態で、ほっとしました。
当日の流れはPDFファイルの通り。当日プログラム.pdf
半年ほど前に「群馬県視覚障害児者親の和の会」から私の今までの体験談や視覚障害リハビリテーションの話が聞きたいというご依頼をいただき、11月20日(月)に群馬県立盲学校の寄宿舎でお話しするチャンスをいただきました。電動車いすで新幹線に乗るのは2回目、少しどきどきしながら高崎に着くと、そこから学校までは会の代表者の車で会場へ、1時間半もお時間をいただいて話をするのは、本当に久しぶり、ちょっぴり緊張しましたが、とても雰囲気の良い場で、話し始めたらあっという間に時間が過ぎました。
私の話の内容は、PDFでアップしますので見てください。
それぞれの自立.pdf