ロービジョンケアについての報道

5月14日毎日新聞夕刊(東京版)記事

 今年3月の始めに共同通信の医療記事を担当している記者の方から「ロービジョンケア」について、医療という視点から取材したいので協力して欲しいというコンタクトがありました。すごく真面目で熱心な記者の方で、とても丁寧に私の話を聞いてくださり、そしていろいろと取材をした上で、記事を書いてくださいました。その記事が、4月のはじめからいろいろの地方紙に載って、反響があったことを、フェースブック仲間の視覚リハ支援者の方から伺っていましたが、上の写真の通り5月14日に毎日新聞夕刊(東京版)にも大きく掲載されたのを知りました。
 共同通信の記者の方が、各地方紙に掲載された記事のコピーをおくってくださったのですが、それによると、掲載先と日付は下記の通り、18社がこの記事を掲載してくれています。
4月6日(月)山口新聞・福島民友
4月7日(火)静岡新聞(夕刊)
4月8日(水)中國新聞
4月9日(木)秋田さきがけ・伊勢新聞
4月10日(金)下野新聞
4月12日(日)徳島新聞
4月13日(月)山形新聞・神戸新聞・東典日報
4月14日(火)山梨日日新聞
4月15日(水)埼玉新聞
4月16日(木)山陰中央新報
4月24日(金)沖縄タイムズ
5月5日(火)京都新聞
5月11日(月)中部経済新聞
 記事の載せ方は、その新聞社によって少しずつ違っていて、カラーだったり白黒だったり、載せている写真が1種類だったりもっとあったり、地域でロービジョンケアをしている病院の電話などを載せていたりですが、大元はこの記事です。
 ロービジョンケアと言う言葉が、こんなに新聞に載ったのもすごいことだし、内容が本当に入り口のことで分かりやすいのも良かったと思っています。もし、この記事の関連で、何か反響などあったら教えていただければと思います。
 ロービジョンケアに関してこのような報道がもっともっとされること願っていますし、そうなるように、私も精一杯やれることをやりたいと思っています。

高松での視覚リハ講演会に思うこと

 2015年2月8日香川県高松でおこなわれた「視覚障害リハビリテーション講演会」に講師として呼んでいただき、「多職種で連携して視覚リハをすること」の重要性についてお話しさせていただきました。私自身とても感激することも多く、是非このブログに記録として残しておきたかったので、講演実施から20日も経ってしまいましたが、記事を書くことにしました。
 講演をしている私と講演会場の様子香川講演会チラシ.pdf
 講演会場は、結婚式の二次会をするようなしゃれた作りのレストランで、講演終了後は参加者と一緒にランチを食べながらゆっくり歓談すると言う、すてきな演出の会でした。

2015年2月8日高松で講演します

 気がつけば2015年最初の書き込みです。本年もよろしくお願いいたします。
 最近自分の周りのちょっとした出来事は,フェースブックに書くことが多くなり、ブログの記事、なかなか更新しないままになってしまっています。そんな訳で,あまり長くサイトにログインしなかったので、記事を書こうと思ったら「ログインできません」などと出てきて,ひどく慌ててしまいました。
 前置きが長くなりましたが、ちょっとうれしいことがありました。それは、高知で視覚障害リハの普及活動をしていた時に,時々訪問させていただいた香川の方から、「地域で、ロービジョンケアを必要としている皆様に連携したサービスを行うために」と言うテーマで講演して欲しいという依頼をいただいたことです。まだまだ理解されていない視覚リハビリテーション(ロービジョンケア)は、地域の総力戦で作り上げて行かないといけないのだと私は思っています。そんな私の思いが話せる機会をいただいて,とてもわくわくしています。お近くの方、もし興味があったらちょっと立ち寄ってみてください。
 吉野先生講演会チラシ.docx
 講演内容や反応は,また後日書き込みたいと思います。

新潟ロービジョン研究会2014で私の発表

 9月27日に、新潟でおこなわれた「ロービジョン研究会2014」で、「ロービジョン当事者として相談支援専門家として我が国のロービジョンケアの未来に対する夢を語る」というテーマで、私の当事者としての思いを語るチャンスをいただきました。
 視覚リハ専門家としての立場で語ることの多かった私なので、こういう機会は大変貴重なものでした。
 その内容を下記にPDF形式で公開します。興味のある方は見てください。
 吉野新潟ロービジョン研究会2014.pdf

 話しの内容は、研究会の主催者安藤先生のホームページに、「要約」として載っています。それは、下記のリンクで見ることができます。
 http://andonoburo.net/on/3259

 私は、シンポジストとしてこの研究会で話をさせていただきましたが、研究会では、我が国のロービジョンケアをリードしてきた先生方が、次々と登壇して講演しました。その内容もまた、下記の安藤先生のホームページで見ることができます。
 http://andonoburo.net/

 参考になれば幸いです。

 ある日、私と同じように「視覚障害者の相談支援」をしている友人からメールが来て、加齢黄斑変性の患者さんや家族に向けて出版されている「定期購読誌 見える喜び」に「ロービジョンの方に必要な災害対策」と言うテーマで、編集者とライターが話を聞きに行くので、インタビューに答えてくれないかと言う依頼があった。
 「え、ロービジョンの方への特別な災害対策なんて対してあるわけでないし」と、少々戸惑ったが、東日本大震災の後、災害対策のマニュアルに、少し書いたことを手がかりに、インタビューに答えることにした。
 そうして、その時の記事ができてきた。その内容を、出版元の許可を得て、PDFデータで掲載するので、内容を見て欲しい。ロービジョンケアをしているものなら、この「定期購読誌の記事」の良さが分かると思う。
 定期情報誌_2014年9月号.pdf

第43回高知リハビリテーション研究会関連記事

 高知の視覚障害支援関連の資源紹介でステージに上がっている方たち (写真は、第43回高知リハ研究会の視覚障害支援関連のプレゼンテーション風景)
 月日の建つのは本当に早いもので、第43回高知リハビリテーション研究会で講演させていただいて1ヶ月が立ちました。この間高知は、豪雨に見舞われ、そして今台風11号が接近し、いろいろと被害も出ていて、私も遠くから「被害が少しでも少ないように」と祈るばかりです。
 そんな中ですが、この大会で「視覚障害リハビリテーション」が取り上げられたことの反響がいろいろと出てきているようです。
 8月6日には、実行委員会の反省会が開かれたとのこと、そこでの様子を、実行委員の福島さんが、ご自分のブログにまとめておられる、それがすばらしいまとめなので、まずそれをリンクさせていただきます。
 http://ameblo.jp/hukunokami4649/entry-11905790218.html

 それから点字毎日に私が寄稿した文章を紹介します。そして、当日の座談会の抄録も掲載します。少しでも、あのときに雰囲気が伝えられたらと思います。

 さる7月18日と19日に行われた、第23回視覚障害リハビリテーション研究発表大会のメインになっている講演と2本のシンポジューム、高橋政代先生に講演をいただいた市民講座の模様を、日本福祉放送協会(JBS)が当日取材し、下記の通り放送することになりましたので、ご案内いたします。
 この放送は、インターネットエックスプローラでインターネットをしておられる方たちは、無料で聞くことができます。下記URLで日本福祉放送のトップページを開き、その左上のJBS日本福祉放送のマークをクリックすると、放送を聞くことができます。
 現在は、IOSには対応していませんので、iPhoneなどからは聞けないようです。その他上手く聞けないなどの問い合わせは、下記URLにある問い合わせをご参照ください。また、パソコンに詳しい方の知恵を借りてください。
 日本福祉放送URL http://www.jbs.or.jp/index.php
----------------ここから案内
放送期間:8月25日(月)~29日(金)

放送日時:
①特別講演 竹下義樹氏(日本盲人会連合会長)
「視覚障害リハビリテーションに期待すること 視覚障害者のQOLを高めるための施策を考える」
8月25日(月)13:00~14:30 (再放送)21:00~22:30
②特別講座 岸博実氏(京都府立盲学校再任用教諭)
「自分らしく・人間らしく生きる権利の回復と拡充をめざして」
8月26日(火)13:00~14:00 (再放送)21:00~22:00
③シンポジウム1    
「誰もが視覚障害リハビリテーションを受けられるために」
8月27日(水)13:00~15:00 (再放送)21:00~23:00
④シンポジウム2    
「就労継続のために視覚障害リハビリテーションはどうあるべきか」
8月28日(木)13:00~15:00 (再放送)21:00~23:00
⑤市民公開講座 高橋政代氏(理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター)
「網膜再生による視機能回復とロービジョンケア」
8月29日(金)13:00~14:30 (再放送)21:00~22:30
以上です

大会会場の同志社大学寒梅館の入り口で

 第23回視覚障害リハビリテーション研究発表大会が終わって、早いもので10日が過ぎました。この大会の取材記事をここにアップいたします。
まず、7月31日の点字毎日の記事をPDFでアップします。
20140点字毎日.pdf

 私の今の技術だと、きちんと読めるように縦にできないので、ダウンロードして、皆さんで読みやすいよう回転させてください。

 もう一つの記事は、高橋政代先生の講演を取材した新聞記事です。読売新聞.pdf
 
 この大会のこと、もう少し落ち着いたら自分の言葉で、このブログに載せたいと思っています。

第43回高知リハビリテーション研究会に参加して

71.jpg
(写真は、大会会場で記念撮影してもらた私)
 高知リハビリテーション研究会は、結成から20年以上の歴史を持ち、医師や看護師、PTやOT等のリハ関係者、介護職の方たちなど、多職種の専門家が集まった研究会で、毎年2回ほどのペースでリハビリテーション関係の様々なテーマで開催されています。
 その総合的なリハ研究会で「視覚障害リハビリテーション」がテーマとして採用され、実行委員長に、視覚障害者生活訓練指導員の別府さんが就任。高知で長年一緒に視覚リハの普及活動をやってきたことからか、私も講演させていただくことになりました。その様子と講演内容などを掲載します。
 地域で視覚リハの普及啓発活動に取り組んでおられる皆さんの、何かの参考になれば幸いです。
 研究会のプログラム等は、高知リハビリテーション研究会のページを参照してください。
http://rihaken.sakura.ne.jp/rihab/

 ちょっとした縁で、視覚障害者の文化をリードしてきた「点字ジャーナル」という東京ヘレンケラー協会の出している雑誌に、私の思いを書くチャンスをいただきました。
 通算529号にもなる、この雑誌の2014年度6月号の「リレーエッセイ」に載った記事を、点字ジャーナル編集部の許可を得て、私のブログに掲載します。
 これからは、チャンスがあるたびに、繰り返し自分の意見を、いろいろな方たちに知っていただく努力をしていきたいと思っています。
 興味のある方、是非読んでみてください。