この頃毎日のように、「え!!こんなはずじゃなかった」「どうしたら良いの」この問題とても乗り越えられそうもない。なんでこうなるのということばかり続いていて、すっかりめげそうになっていた。
周りの方達の支援とか、励ましとか、いろいろあって、いくつか乗り越えられて、少し気持ちが前向きになってきたので、その出来事を書いておきたいと思った。
パソコントラブル(ITのシステム変化についていけない)
先週末のこと、突然、私のメールに添付されてきたpdfファイルが読み取れず、また、保存して見ると、拡張子がなくてfillみたいな記号が後についてくるようになって、そのままでは自分でも読み取れないし、私のメールからpdfを添付してメールで送ろうとしても、?マークが表示されて、添付も出来なくなった。ちょうど同時期に、Gメールの私の持っているアカウント二つが停止されて、「本人確認を」というメッセージが来て、使えなくなってしまった。
こんな時、いつも私を助けてくれる会員制の視覚障害者ためのパソコンサポートの会社は休日。私なりにいろいろと触って見ても拉致が明かず、山積みの仕事には手も付けられず、不安なまま二日を過ごした。
ようやく月曜日になって、運良く担当してくれている方が開いていたので、リモートで私のパソコンに入って頂いて、原因調査となった。
そうやって、原因を探してもらって、結論としては、アドビがpdfファイルのシステムをアップグレードしているのに対して、私が20年以上も使って来たメールソフトが対応せず、不具合が起きているのだと説明され、私に取って使い慣れた馴染みのメールソフトは、使うのを諦めるべきだと言われた。
確かに、このソフト、2022年に発売事態をやめていて、実は、2028年ごろから、いわゆるアップデートもしていないのだった。今後、他のシステムがアップグレードされても、私のメールソフトは、それについてきてくれないから、使うのを諦めるしかないのだと分かった。実は、私がこの説明を理解するのも至難の業で、この程度の言葉でしか書けない理解力なのだが。
サポートしてくれている方は、当面の大砲をいろいろと工夫してくれて、pdfファイルのやりとりは、私のメールでも出来るようになった。そして、根本的には、新しいメールソフトに移行する作業をアシストしていただくことになった。
ちょうど同じ時期に起こったGメールのアカウントの復元については、いわゆるセキュリティーの強化によるもので、二段階認証の手続きを教えていただきながら行ったら、アカウントの復元が出来て、使えるようになった。
これでとにかく当面の問題は、プロの助けを借りて、何とか乗り越えることが出来た。
私がパソコンを使わざるを得なくなったのは、今から30年以上前、大学の助手として務め始めてから。世の中ようやくWindowsが出てきた頃。仕事だからと必死になって使い方を覚え、大学の仲間や、視覚障害の方達を支援する方達や、そして本当にプロの方達の助けを借りて、何とかここまでついてきたけれど、この頃の変化の速度がひどく速くなって、もうついていけないのではと思い、仕事やめてしまおうかなと思い。でも、これが私の生きがいでもあるので、それと、まだ支援してもらえばやれそうで、しかもおぼろげながらも、少しでも理解出来ると、それはそれで面白いかもと思って、そう簡単には諦めないと思っている。
こんな経験の中思う事は、私は、高齢だけれど、今までの経験もあるし、支援してくれる会社などに会費などを払って助けてもらうことができるが、今ITは、視覚だけでなく、他の様々な障害で外出など出来ない人たちの便利な連絡ツールで、そういう人たちにこそ、利用するメリットが多いのに、そういう方達が使いこなせるように指導してもらったり、力を貸してもらう場所や専門家がとても足りていないのではないかと言うことを、つくづく考えてしまい。現在各地に視覚障害向けのITサポートセンター等が出来つつあるが、ITは苦手だし、触ったこともないような高齢の方達が、この便利なツールを、利用できるようになるほどの指導や支援は出来ていないように思う。
この何日か、すっかりめげてしまった私だけれど、沢山の仲間の支援を受けながら、もう少し挑戦して見たくなった。好奇心を持つと、それはそれで面白いと思って。