1 はじめに
視覚障害者の約8割は、高齢者であり、高齢になってからの中途視覚視覚障害者も多いのですが、その高齢視覚障害者を支援する家族や介護関係者の方達、そして社会一般の方達も、その正しい支援の仕方について、ほとんど知らないのが実情です。
私自身が68歳の時に圧迫骨折のリハビリのために、初めて介護保険で運営されているリハ特化型のデイサービス施設の利用者となって、見えない・見えにくい高齢利用者に対して、家族やケアマネージャー、介護に当たる現場の方達が、ほとんど学ぶ機会がなく、それで正しい知識を持てないでいる実態を知りました。
そこで、同じようにこの状況はおかしいと思って動いておられる眼科医の方と、チャンスある毎に、医療関係者や介護関係者に向かって啓発活動をさせて頂くようになりました。そんな時に「町田市医療と介護の連携支援センター主催のセミンー」で講演するチャンスを頂きました。
その時のプレゼン内容を、一緒にお話しさせて頂いた眼科医の澤崎先生と、主催者の町田市医療と介護の連携支援センターの許可を得て、公開できることになりました。
これから、高齢視覚障害者に対する早期の治療やリハビリテーションの重要性は、どんどんまして行きますので、私たちがおこなった、このプレゼンが、支援に携わる皆さんの参考になれば幸いです。
2 町田市医療と介護の連携支援センターについて
東京都町田市では、「町田・安心して暮らせる町作りプロジェクト」という取り組みをしていて、町田市医療と介護の連携支援センター(在宅医療介護連携機能強化型地域包括支援センター)は、その重要な一つの柱になっているようで、そのセンターが、2020年から年1回「多職種連携強化セミナー」を実施しています。その第3回目のテーマに「高齢者の視機能」のことが取り入れられ、3回シリーズのセミナーが実現したのです。
全国的にも大変先進的と思われる町田市の取り組みの詳しいことは下記のURL参照
https://machidapj.com/
町田市医療と介護の連携支援センターの動きについては、以下のFB参照
https://www.facebook.com/kiso.communitybase/
3 3回シリーズのプレゼンテーションの内容
2022年8月・10月・12月の3回、各2時間にわたるセミナーの
内容は、以下をご覧下さい。
学んでみよう!-高齢者の視機能について①-PDF.pdfをダウンロード