電動車いすに乗った視覚障害リハビリテーションの伝道師になったらと言われて

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 私が講演している写真浜松にある視覚障害者施設などを支援している会「ウイズを支える会」の第24回総会の後に「視覚障害リハビリテーションとは何か」について分かりやすく話して欲しいという素敵な依頼を受けて、4月13日に浜松に行ってきました。

幸い、とても良い天気で、快適な旅になりました。

 とても暖かい雰囲気の中での総会が終わり、講演は午後3時半から始まりました。
私は、調子に乗るとついしゃべりすぎる悪い癖があるので、時間を気にしつつ、リハビリテーションということばの意味する範囲がとても広いこと、決して経済的な自立を目指すことだけではなくて、その方のライフステージに応じた到達目標があること等をなるべく具体的に話しました。プレゼンの内容は、下記のパワーポイントで見てください。
誰でもどこでもブログ用.pptをダウンロード

 その中で、私が思う視覚障害リハビリテーションの専門家とは、

  • 見えない・見えにくいということがどんなことなのか理論的に、体験的に理解することを使命とし
  • 見えない・見えにくいことで起こる困難を解決する方法を学び、実践する人
  • 見えない・見えにくい方の必要性に応じて、困りごとの解決策を一緒に考える人
    と定義したら、意外と好評でした。

 会が終わった後に、フェースブックで参加者から「私たち視覚障害者はサービスを受けるだけfなく、視覚障害とリハビリテーションについて社会にアピールしなければなならいと思いました。」というコメントをいただき、私の言いたかったこと伝わったんだなと思って涙が出るほど嬉しかったです。

 懇親会の席で「これからも電動車いすに乗った視覚障害リハビリテーションの伝道師として日本中飛び回ってください」と言われて、これも感激。伝道師などと言うのは、とても恐れ多いけれど、これからも視覚リハの普及のために頑張ろうと思いました。まだまだ引退生活にはならないようです。走ってないと倒れてしまう自転車みたいなところのある私、次の何かが見えてきたかなと思えました。
 浜松に呼んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。