11月24日に神戸で行われた「視覚障害者就労促進フォーラム」に、視覚障害リハビリテーションについてお話しするチャンスをいただき、講演しました。
ここのところ、いろいろと忙しくて、「きちんとした書き込みをしたい」と思っていると、時間がどんどん経ってしまうので、きちんとしていなくても、概要だけでも残しておくことに決めて、記事を書き始めました。。
講演のレジメは、以下の通りです。
視覚障害リハビリテーションとは
-視覚障害リハビリテーションと職業訓練-
2018年11月24日(土)
視覚障害リハビリテーション協会
吉野由美子
1 自己紹介
昭和22年生まれ、71歳
現在の視力 良い方の眼が矯正して0.2
腰椎の圧迫骨折と下肢障害があり、現在電動車いすに乗っている。
身体障害者手帳2種4級
1968年に筑波大学付属(教育大学付属)盲学校高等部普通科卒業後、日本福祉大学を経て、名古屋ライトハウス明の星声の図書館に就職、そこではじめて中途視覚障害者に出会い、そのリハビリテーションの普及をライフワークと決める。
1999年、高知女子大学(現県立高知大学)に社会福祉の教員として赴任、そこで10年間視覚障害リハビリテーションの普及活動を行う。
2009年4月より、視覚障害リハビリテーション協会会長を務めている。
2 講演の狙い
(1)我が国の視覚障害者の状況についての理解を深め、なぜ視覚障害リハビリテーションサービスが今必要なのかを理解すること。
3 我が国の視覚障害者の状況と視覚障害リハビリテーションの必要性
(1)身体障害者手帳を所持している視覚障害者の数と、視覚障害があることで生活に困っている人の数を比較すると、後者は前者の5倍強
(2)全盲が1割、ロービジョン〈弱視〉が9割である。
(3)視覚障害となる原因の変化について
(4)幼い頃からの視覚障害者と中途視覚障害者のニーズの違いについて
4 リハビリテーションとは、視覚障害リハビリテーションの内容
(1)リハビリテーションの言語的な意味、リハビリテーションの分野(範囲)
(2)リハビリテーションの定義、
5 視覚障害リハビリテーションの内容(受けられるサービス)とロービジョンケアーについて
6 職業訓練-視覚障害リハビリテーションの普及を妨げる要因について
社会一般の認識と、視覚障害者の実態のミスマッチなど
7 視覚障害リハビリテーションの普及を促進する新しい動きについて
主に、眼科医療の動きについて
8 まとめに代えて-当事者として、視覚リハ専門家として約40年間の経験から、皆さんに伝えたいこと。
以上
講演時のプレゼン内容は