パソコン騒動記

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 私の使っているデスクトップパソコンは、購入した時からちょっぴり調子が悪くて、もしかしたら「外れ」の機械を購入してしまったのかなと思っていたが、とにかくそれなりに動いてくれていた。ところが、ここ2週間ほど、突然画面が凍り付いてしまったり、エラーメッセージが表示されたりで、「困ったな、いよいよだめになったのかな」「またお金かかるし」と思いながら、立ち上げ直せば使えるので、何とかだましだまし使っていたのだが、一昨日ついにうんともすんともいわなくなって、起動しなくなってしまった。
 私の今の仕事は、ほとんどメールでいろいろと連絡を取り合うことの多い仕事で、パソコンがだめになったらにっちもさっちもいかない。
 慌てて、自宅に出張してくれ、診断をして、可能ならその場で修理もしてくれるところに電話をかけて、その日の午後来てもらった。

 来てくれた技術者は、すぐ中を見て「基盤のコンデンサーがすっかりだめになっている」といった。
 私の悪い予想が当たってしまった。基盤がだめになっているなら、修理費は高額になる。大まかに、7万ほどはかかると、その技術者の方がいう。

 私のパソコンは、購入後3年半は経っているから、ここで7万かけて基盤を交換しても、他の部品の劣化もひどいし、パソコン自体の性能も、今とても良くなっているしと考えて、新しいパソコンを購入することにした。

 「どのぐらいで新しいパソコンに、古いパソコンからデータを移して使えるようになりますか」と尋ねると、「急ぐのなら今日中にできる」ということだった。
 とにかくメールのやりとりができないと困るので「それでは、何とか今日中にお願いします」ということになった。
 「作業は深夜に及ぶけれど良いですか」といわれ、私がOKすると、その技術者は、他の出張先に寄って、それから会社で基本的な作業をして、私のところにパソコンを持って来たのが、午前2時半。それからインターネットにつないだり、プリンターをセットしたりして、全部作業が終わったのは、午前6時。

 私もその方も徹夜。すごく疲れたけれど、すぐに仕事に取りかかれた。
 東京はやっぱりすごいところだ。お金はかかるけれど便利だと思いつつ、一方で、パソコンなしでは何もできないというこの今の時代、これで本当にいいのかなとも思ったりした。