夕日に感激して
(写真は私の部屋の窓から見える夕日)
月日の経つのは本当に早いもので、私が東京に引っ越して来て9ヶ月があっという間に過ぎて行き、季節は秋から冬に変わろうとしています。後5日すると私は63歳になります。自分では、30年ぐらいしか生きていないように思うのに、本当に時間と言うのは矢のように過ぎていくのだとつくづく感心してしまいます。
最近の私のお気に入りは、毎日午後3時を過ぎると部屋の窓から日が差し込んで、部屋中がぱっと明るくなること。そして午後4時半頃、ベランダに出ると写真のような夕日がビルの谷間に沈んでいくのが見えることです。
私の高知の住まいは、東南の角部屋で、日当たり最高でしたから、経済的な理由で、北西のを向いたこの部屋しか購入できなかった時、実は非常にがっかりしていたのですが、秋から冬にかけて太陽が低くなって来て、西日が部屋中に差し込むこの光景を見ると、とても幸せな気分になれるのです。
とても便利なロケーションに立っているこのマンションの、こんなすてきな景色の見えるこの部屋に住めて、本当に良かったと思えます。
北西に向いているのも悪いことじゃないです。人生考え方一つで、明るくなります。
耳鳴りと脊髄の関係
ここ3ヶ月ぐらい、時々強い耳鳴りがして、ちょっとふらっとしたりすることが続いて、しばらくするといつの間にか耳鳴りもふらつきも消えてしまうので、「突発性難聴とかの前兆じゃないかしら」とか「6ヶ月ほど前に転んでひどく頭を打ったから、その影響じゃないのかしら」などと、なんだか漠然とした不安を抱きながら放置したままにしておきました。
正直なところ、医者にいって何か重大な病気を告げられるのがいやだったったから放置しておいたのかもしれません。晩年糖尿病がひどくなった父に「早く医者に行くように」と何度言っても、なかなか行ってくれなかったのは、きっと父も、医者に何か言われるのが怖かったからなんだと思います。
ところが、昨夜から耳のあたりの違和感が取れなくて、耳鳴りはしないのですが、聞こえ方に左右差があるような気がして、ついにこのままではいけないから医者に行こうという気になりました。
ネットで「耳鼻科」で探して、歩いていけるところに電話をかけて、「いつでもどうぞ」といわれて行って来ました。
午前中のせいか空いていて、すぐに名前を呼ばれて、診察室に入っていくと、小太りの女医さんが応対してくれました。
私が「突発性難聴じゃないか」と質問すると「突発性難聴は、ずっと聞こえにくい状態が継続するから、あなたのは全然違う」といわれ、その次に私が転んだ事との関係を質問すると「まず関係ないと思うけれど、あなたが不安なら、もう一度脳外科に行きなさい」との答え。
そしてそのやりとりの後で、「最近整形外科でちゃんと足の状態を診てもらっているか」という質問を逆にされて、「え!なんのために診てもらうのですか、診てもらってもどうしようもないんですが」と私が言ったら、「足の障害があってバランスが悪くて、脊髄などの変形が起こったりすると、耳のところに行っている血管は脊髄を通っていて、その血流が悪くなると、耳鳴りとかめまいとかがするので、脊髄の様子とかをきちんと診てもらって、メンテをしないとだめだ」といわれました。
私にとって予想外の回答でしたが、とても筋が通っているなと思って、納得して帰って来ました。
その耳鼻科の先生は、整形外科で全体の様子を診てもらうことを進めてくれたのですが、そんな脊髄の血流の事だとか、バランスのメンテナンスなどを診てくれるところって、いったいどこだろうと思案しています。
体全体のバランス、血流の流れと耳の関係。思ってもみなかったことで、素人考えはだめだとつくづく思い知らされ、同時に体のどこかに障害があると、それは全身に影響を与えるのだと、改めて考えさせられました。
若いときならいざ知らず、体重が増えたせいもあり、膝や腰、股関節の痛みが出て来ている私、もうすぐ63歳。自分の体のメンテナンス、なかなか大変だなと思いました。