知人と新しいカメラと亀戸天神を散策

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  5月1日ゴールデンウィークもここからが本番。などと言っても退職してフリーになった私にとっては別に特別変わった事もない土曜日です。しかもこの時期は、行楽地はどこも人で一杯だから、リタイヤしたものにとっては、どこかに出かけるならこの時期は避けた方が賢明なのですが、でも、この時期でないと楽しめないものもあります。 
 



藤棚の前で藤と私

 私の住まいの近くに亀戸天神と言う藤の名所があって、40年以上前に母につれて行ってもらって、満開の藤の花とその香りに感激した覚えがありました。隅田川の桜は、引っ越しで忙しくて今年は見逃してしまいましたが、身の回りも大夫落ち着いて来たので、亀戸天神の藤は見逃したくありませんでした。
  その話を墨田区住まいの先輩大井手さんに話したら、一緒に行ってくれる事になり、快晴の5月1日の午後、ぶらっと出かけることになりました。

民家の前の小さな花壇で咲くピンクの大輪の花 淡い緑色でふわふわと柔らかそうなにんじんの葉っぱかな
(写真左民家の花壇で咲く大輪の花、右はいかにも初夏らしい色をした葉っぱたち)  

  亀戸天神までの道すがら、セールをしている洋服屋をのぞいたり、くず餅で有名な船橋屋の前を通ったり、きれいに手入れの行き届いた軒先の花壇をのぞいては写真に撮ったりして、私の足でゆっくり20分で亀戸天神に着きました。「えっ! 家からこんなに近かったの」としばしびっくりしてしまいました。

  天神様に行くまでの道は、予想通り人が一杯、観光バスも3台止まっていて、境内はすごい人混み。でも、みんなゆっくりと歩いて写真を撮って、ラッシュと違って充分耐えられる雰囲気の中、ゆっくり歩きながらふと空を見ると、今売り出し中のスカイツリー(スカイタワー)がくっきりと見え、そばに飛行船がのんびりと泳いでいました。

快晴の空に浮かぶスカイツリーと飛行船




藤棚からあふれるように咲いている藤の花

  一口で藤の花と言っても、色合いはみんな違う事に感心しながら、「このサイズならダイビングの時に水中に持って行けるかもしれない」と淡い期待を込めて衝動買いしたデジタル一眼レフカメラ(オリンパスペンライト)で立て続けに30枚ぐらい藤の写真を撮りました。
  ファインダーをのぞいてシャッターを半押しすると、カメラが勝手にピントを合わせてくれて、まだろくに使い方を勉強していないのに、こんな写真が撮れてしまう。さっきの飛行船も、撮影した私には、ほとんど点にしか見えていないのに、ちゃんときれいに写っている。テクノロジーの進歩をつくづく実感しました。
  

藤棚の下から撮影した写真 



池の上に垂れ下がって美しく咲く藤の花

  1時間以上かけて藤の花を見て、お参りもして、裏口から亀戸天神を出ると、すぐ前にレストランがあり、オープンカフェになっていました。そこで大井手さんと生ビールを飲み、韓国風の冷麺を食べながらダイビングの話をして、ちょっとしたリゾート気分を味わって、最高の休日を過ごしました。

  今年は寒かったので、藤の花はまだ6分咲きといったところ。これなら連休明けでもまだ楽しめそうなので、平日のすいている時にもう一度今度は1人で行く事に決めました。
  6月にはダイビングに行けそうなので、ペンライトの使い方、それまでにもっと練習して、せっかくの機能を使いこなせるようにしたいなと思っています。体ももっと鍛えないと、水中に持って行くハウジングが扱えないので、それもがんばらなければと思いつつ、ほろ酔い気分で家に戻りました。

  大井手さん、付き合ってくださってありがとうございました。1人だったら、タクシーに乗ってしまって、楽しい散策はできなかったでしょう。今後とも墨田区の魅力、もっともっと教えてくださいね。