2月27日(土)午後1時から、視覚障害リハビリテーション協会の規約を改正するための臨時総会と、それに付随して企画した研修会が行われた。
国立障害者リハビリテーション学院の講堂は大変広く、その日の出席者46人ではがらんとした感じになるかと思ったのであるが、臨時総会は、議論白熱、とても熱気があって、広い講堂も狭く感じられるほどであった。
規約の改正を提案した執行部の私たちは、それなりに随分準備をして、良い改正案をつくったと思っていたが、出席者からは、前向きな様々な提案があり、議論は、3時間を超えた。
この長時間の有意義な議論を経て、視覚リハ協会の規約(会則)は改正された。
充実した議論の後の懇親会には、30名ほどの会員が出席したが、とても和気藹々であった。
臨時総会の内容、改正された会則については、近いうちに視覚障害リハビリテーション協会のホームページで報告されるので、そちらを是非見ていただきたい。
臨時総会と共に企画された研修は、「視覚リハ協会の原点を知る」と言う意図で、和洋女子大学の坂本洋一先生を講師に迎え、「視覚障害者支援史-視覚リハ協会発足-」と言うテーマで行われた。
その講演資料を、坂本先生の許可を得て、下記にアップしたので、是非見ていただきたい。
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視覚リハ協会も発足して19年になる。最初からその発足に関わった方たちも、少なくなって来ているので、しっかりとその発足経過を学ぶ事ができて、とても有意義であった。
臨時総会の議論が長引いたため、第二部の研修として企画されていた仲泊先生の「今世紀の視覚障害者支援の基本方針ー国リハのスタンスー」は、中止せざるを得なくなった。とても残念であった。
会則改正を終え、視覚リハ協会の会長としての私の役割も、一つの段階を超えたようである。今は、ここまで持って来るために力を貸してくださった役員の方たちや事務局の方たち、そして会員の方たちに感謝しているし、とにかくまだ脱力感もあるのだが、少し休んだら、またがんばりたいと思っている。