退職まで、後1月を切った今日この頃、常勤だからこそしなければならないこと、—いやできることといった方が良いだろうか—がこれで最後ということが連日続いている。
2月25と26日には大学の前期入試が行われて、私は試験管として、40人近くの学生を面接した。1人1人の学生さんはもちろん真剣、選ぶ私たちもとても真剣。1日半の面接が無事終わってほっとした。もちろん前期入試の面接官という仕事も、常勤の教員だから行える仕事。でも「これで最後」などという感傷に浸っている余裕は全然なかった。ただ、無事に終わって一安心で、どっと疲れたという感じが残った。
大学の地域貢献活動の一つとして、社会福祉学部では毎年リカレント教育講座(卒後教育講座)を開催していて、私は、その企画と運営に何回も携わって来た。
私は、なぜかこの仕事が相にあっていて、とても好きだった。
これも常勤でないとできない仕事なので、少しわがままをいって、今年度も企画や運営に関わらせていただいた。
その最後のプログラムが2月28日に実施された。
このプログラムを企画してコーディネートされた先生の講師の人選がすばらしくて、150人以上の聴衆が集まって、熱心に聞いてくださった。
お手伝いをさせていただいた私は、感無量、思わず携帯のカメラで会場を写してしまった。
これから先も、入試の合否判定や、卒業判定等々常勤でなければできない仕事が続く。そしてたぶん気がついたら退職になっているのだろう。
今日、私の退職に関わる記事に、たぶん今年学部を卒業する学生のお父様だと思われる方から、すてきなコメントをいただいた。
その記事の所でも公開させていただいたが、とてもうれしかったので、ここにも引用させていただきます。
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退職までのカウントダウン、先生のお気持ち良く解かります。何れこの時が来るとは思いつつ、無我夢中で頑張りぬいた人生です。今やっておくことはないのか?やり残した事はないか?毎日問うています。先生と同じ団塊の世代ですから。3月19日お会いするのを楽しみにしております。
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最後まで、きちんと責任を果たして、「飛ぶトリ後を濁さず」で終われるようにしたいと思う。