今朝パラオのダイビングについてのブログをチェックしていたら、大井手さんから、下のようなコメントが入っていて、とても感激した。
吉野さん、
アケボノハゼ
ギンガハゼ
ヘルフリッチ
写真 すばらしいと思います。
吉野さんと最初に出会った頃
と又 別のダイビングの世界が
広がっていると実感出来ます。
人間の学習能力と光化学の開発
進歩の賜物ではないでしょうか!
本当に、今後が楽しみです。
大井手結花里
このコメントを寄せてくれた大井手さんは、私のダイビング関係の話にはしばしば登場する、私のダイビングのインストラクターでもあり、そして、今では友人でもあり、350本以上一緒に潜っている。
2008年4月の「どうしてマクロの世界が見えるようになったのか」と言う記事にも登場している。
実は、今度のバラオダイビングも大井手さんがコンダクトしてくれ、いろいろとアドバイスもしてくれたので、ツアーから戻った明くる日に報告の電話を入れた。
私が「現地のガイドさんがニシキテグリを一生懸命見せようとしてくれたんだけど、ニシキテグリはエダサンゴの奥に隠れているし、臆病で、すごく逃げ足も速いので、なかなか見るのが難しい。けど今回は3回も見ることができた」と報告したら
大井手さん「ニシキテグリは、動きが速くてあちこち動いているように見えるけれど、動く範囲に一定のルートがあって、何となくある箇所で見えたら、探し回らないで、しばらくそこで待っていると、また戻ってくるよ」と、見方のアドバイスをしてくれた。
私「ウエイト(浮力調整のために付ける重り)が、背中の方に偏ってしまって、うっかりすると水中で仰向けになって、うつぶせの姿勢に戻れなくなって、とっても困った」と愚痴をこぼした。
その後、ジェリーフィッシュレークの話や、観光の話や、パラオのスバの話などをしている間、電話の向こうで、紙をめくる音が聞こえていた。
その音を聞きながら「大井手さんも忙しいので、書類などつくりながら、私と話しているんだろうな」などと思っていたら、そのうちに
「所で、重りのバランスが後ろに偏らないように改善されたベルトを見つけたよ」と、突然言って、そのベルトの形状や値段、使い方などを説明してくれた。
私のダイビングの新しい可能性、マクロの世界が楽しめるように、何故なったのか、それは、こうして折に触れ、必要な時に、必要な情報とアドバイスをしてくれる、そんな人が周りにいるから、可能性がのばせるのである。
大井手さんは、コメントの中で、私のダイビングの今後が楽しみだと書いてくれているが、そう、このように的確なアドバイスをしてくれる人達に囲まれて、私も私なりに努力していったら、きっとまだまだ、私の可能性は伸びて行くことだろう。
「やりたい・見たい」と言う情熱を私はいつまでも持ち続けていたい、そうすれば、大井手さんをはじめ沢山の仲間たちと出会えて、沢山知恵をもらって、今後も私のダイビングの可能性を伸ばしてしけると思う。
もう、私60歳を過ぎたのに、まだ可能性を伸ばしていけると考えられるなんて、すごく幸せなことだと思う。
所で、この大井手さんが私に示している姿勢と言うか態度と言うかは、たぶん私が教えている社会福祉の世界で、ソーシャルワークに携わる人たちにも共通して求められる姿勢なのではないか。
単に保護するのではなく、面倒を見すぎるのでもなく、本人の成長する力を信じて、見守りながら、本人が今一番必要としている知識と情報を提供し、そうして本人を成長させて行く。
私も、自分の仕事の中で、人とこんな風に接しられるように心がけたいものである。