よさこい祭りにエネルギーをもらって

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 私が高知女子大に赴任して今年は10年目の節目の年です。
 ちょうど10年前、障害者もよさこいで踊りたいと言うことで「てんてこ舞い」と言うチームが結成されて、私も何が何だか良く分からないまま、その実行委員会に入って、チームの立ち上げに関わりました。そのことをきっかけにして、私は前向きに人生を生きている多くの障害者の方たちと知り合うことができ、高知での活動の基盤をつくることができたのです。

 10年前、てんてこ舞いのスタッフとして踊りの後について通り過ぎた追手筋の桟敷で、いつか観客としてよさこいを楽しみたいと思っていた私ですが、地元の皆さんの協力で、今年その夢が実現しました。

えびす・しばてん連の垢抜けた踊り

 右の写真は、毎年粋な踊りを見せる「京町・新京橋えびす・しばてん連」の踊りを、待望の桟敷から衝動買いした一眼レフで写したものです。
 
 実は、私カナダの国際ロービジョン学会から帰った後、あまりにも忙しかったからなのか、英語での発表が予想以上にしんどかったからか、今年の夏が異常に暑すぎたせいか、とにかく相当ひどい無気力状態になっていました。

踊り手がつくるシャボン玉がライトに映えて幻想的

 せっかく桟敷のチケットを手配してくださった皆さんのためにと、追手筋に出て来たものの、暑いしスピーカーの大音響はひどいし「1時間ももたないだろうな」と実は私思っていたのですが、とにかく現場に行って見たら、なんだか心の底から元気の元がわいてくるような気分になって来て、右の写真を撮ったのは夜の9時近く、とにかく時を忘れて楽しむことができました。
懐かしいてんてこ舞いのマークが入った地方車 車いすに乗った踊り子とペアで躍るてんてこ舞いの踊り 楽しそうに踊るてんてこ舞いの踊り子たち
 もう午後の9時に近い頃、待ちかねていた「てんてこ舞い」の地方車が見えて来た時、私の気分も最高潮。身を乗り出して一杯写真を撮りました。
 障害のある人もない人も一緒によさこいを楽しもうと言う「てんてこ舞い」の踊りを見ながら、高知に来たばかりの頃のことをいろいろと思い出している私でした。

 長い休みを取ったのが良かったのか、よさこいの釣りで興奮したのが効いたのか、私の無気力状態もだいぶ改善されて来て、ようやくブログへの書き込みも続けられそうになって来ました。

 昨日よさこいを見に行って本当に良かった。私はやっぱりまつり好きですね。