カナダから戻って1週間が経ちました。
私は今年広報委員なので、オープンキャンパスの実施準備や、高校生のための公開講座のつめなどで、とても忙しく、体力的にも参っていました。
そんな時に「学年間交流行事」がやって来ました。7月19日土曜日、3連休の初日でもあり、正直休みたかったのですが、何ヶ月もかけて準備してきた実行委員の学生たちや先生方に悪いので、まあ必死で出席することにしました。
上の3枚の写真は、12グループに分かれて、バーベキューを楽しみながら、いろいろの話で盛り上がっている学生たちの風景です。
各学年から出た実行委員の学生たちが考えたプログラムがなかなかしゃれたものでした。
午前中の2時間、食べきれないほどの焼き肉や野菜を楽しみながらのバーベキュー。そしておなかが一杯になった午後は、社会福祉学部棟の教室をめぐりながらのウオークラリー。
ウオークラリーのゲームの中身がまた良く考えられていました。指定された場所に行くと、そこにおいてあるくじを引いて、くじに書かれている点数を合計して勝者を決めるやり方ですが、くじの中に「みんなの最近凝っていることについて話をしましょう」とか「所属しているゼミの紹介をし合いましょう」とか言う課題があって、各ポイントにつくごとに、テーブルを囲んで話し合いをすると言う仕組みです。
一昨日は高知でもこの夏一番の暑さ、そんな中、感心したのは、ラリーで使う教室が、きちんと冷房されていて、「わー涼しい」と言いながら、みんなで座って話ができたことです。
「どんな風にこんなラリーを考えたの」と学生たちに聞いたら「いろいろ遊びの提案を出して、その中からこれならみんなが参加できそう」と言うのを選んでこうなったのだそうです。
うちの学部には私を含め何人かの障害をもっている学生がいますし、定年間近の先生もいます。このプログラムはきっと実行委員の学生たちが、そんな様々な条件を考慮して、そして考えてくれたのだろうと想像したら、とてもうれしくなりました。
高知女子大社会福祉学部のように少人数教育を売りにしていて、学生と先生の間が近いと言っても、教師としての私は、普段一方的に学生たちに講義する立場だし、年もいやというほど離れているし、なかなかゆっくり学生と話す機会がないのですが、とにかく、みんなと良くいろいろな話ができました。
「今日は本当なら布団の中にいたかった」と思いながら交流会に参加した私ですが、「出席して良かった」「楽しかった」と大感激して家に帰って来ました。
企画してくれた皆さん、そして準備してくれた皆さん、本当にありがとう。
社会福祉学部が始まって今年で11年目、来年からは大改革も始まりますが、このほんわかとしたすてきな雰囲気が、いつまでも失われないことを願ってやみません。