出会いこそ人生の財産

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 実は、このゴールデンウイーク、7月にカナダで行われる「ビジョン2008」に参加するために、英語の集中レッスンを受けようと思い、東京に来ています。
 せっかくの連休です、英語のトレーニングだけでは残念なので、東京で私と300本以上一緒に潜ってくださっているダイビングインストラクターの大井手さんに会うことにしました。

烏森神社のにお祭りで、大井手さんと私 写真右が大井手さん

 写真を見ると分かるように、今の大井手さんの趣味はお祭りで御神輿を担ぐこと。趣味なんて言ったら怒られるかもしれませんが。
 そんな大井手さんに誘われて、新橋の烏森神社のお祭りを見に行くことになりました。
高いビルに囲まれた烏森神社の前で記念撮影 烏森神社の前で記念撮影

 ちょうど今年は、烏森神社の4年に一度の大祭だそうで、大御輿も出るとのことでした。
 烏森神社は、新橋の駅前、ゲームセンターの後ろにあって、すっかり高いビルに囲まれてしまっていて、ものの本で読んだところでは、昔はここ苛辺はすごく寂しい所だったそうですが。まあ東京の神社は、今みんなこんなものかもしれません。

出発前の大御輿はそばで見ると風格がある 出発前の大御輿(カラスが特徴)

 立派な御神輿の前で神事が厳かに執り行われて、太鼓の演奏があって、そして、11時半にいよいよ出発。担ぎ手も見物の人たちも興奮気味。

新橋の駅前を練り歩く大御輿と人垣 駅前を練り歩く大御輿

 すごくエキサイティングな瞬間ですが、私のような身体障害者にはちょっぴり危険な瞬間でもあります。大井手さんが一緒だから、安心して一緒に興奮を味わえるのです。

 私の故郷は東京で、名古屋の大学に通っていた6年間と、高知に住んだ9年間をのぞいて、45年も東京に住んでいたのですが、 こんな風にお祭りを楽しむようになったのは、大井手さんに誘われてからです。

 大井手さんと、私がスクーバーを初めてすぐに出会って、なんだか意気投合して、インストラクターと生徒と言う関係を超えて友人になりました。私は死ぬほどダイビングが好きですが、それでも、この人に出会わなかったら、こんなに長く充実したダイビング人生が送れたかどうか、果たして700本も潜ったかどうか、いわゆるマクロの世界が見えるようになったかどうか、良く分からないのです。
 大井手さんに「面白いから見てごらんよ」と言われ「大丈夫このぐらいは出来るよ」と言われて、いろいろなことに挑戦して、そしてその中で、また新しい出会いがあって、そして私の世界が広がって行って。

 実は私お祭りの興奮とても好きなのだと思うのですが、昔々確か5歳ぐらいの時だったと思いますが、町内の秋祭りで、子どもだしが出て、私もほかの子どもたちと一緒にだしを引きたかったのですが、「危ないからだめ」と言われて、どうもそれ以来お祭りとは縁遠くなっていて、それが、またまた大井手さんに誘われることで、お祭りを楽しむことが出来て。

 ダイビングのように死ぬほど好きなものに出会えた私、本当に幸せですが、そのダイビングに真剣に取り組んでいたら、その中ですてきな人に出会って、そして私の世界はどんどん広がって行って。
 
 出会いこそ、私の財産。そんなこと考えさせられた、昨日の烏森神社のお祭りでした。