還暦祝いと年金の受給資格請求

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うれしかった還暦祝い

私の還暦の祝いに集まってくれた仕事の仲間たち
(写真は還暦祝いにいただいたストールを着けての記念撮影風景)

 私はこの11月15日が来ると60歳になります。しかし、10月から続いているロービジョンケア講座のことや、高知ケーブルテレビの準備のこと、今担当している4年生が進路のことでいろいろと相談を持ちかけて来るので、「60歳になるんだな」などと悠長に考えているような暇はありませんでした。

 11月9日には浦和大学の香川先生をお呼びして「見えない見えにくい子どもたちの発達支援」について盲学校と一緒に講演会を開くことや、11月11日には難病連の相談会で土佐町に行くなどの準備に追われていた時、突然三重の視覚障害者生活訓練指導員の方たちが「還暦祝いに高知に行くから」と連絡してきました。

 どうも私はすっかり忘れていたのですが、9月の日本ロービジョン学会と視覚障害リハビリテーション協議会の合同学会の時に「還暦祝いに高知に集まろう」という話が出ていたようなのです。皆さんとても忙しい方たちで、お酒の勢いでそんな話が出ていても、私は本当にはしていなかったのですが。

 その方たちが本当に高知に来てくれて、そして高知の訓練指導員4人と、盲学校の仕事仲間とが急遽集まってくれて、美味しい料理と酒を囲んで、話に花が咲きました。
 
 突然こんな風に還暦を祝ってくれたことに、すごく感激したのですが、それ以上にこの9年間の視覚障害リハビリテーションの普及活動の中で、高知には4人もの訓練指導員の方が活躍するようになったこと、三重からわざわざきてくださる仕事仲間がいること。そしてみんなと連帯して視覚リハの仕事ができることがとてもとてもうれしかった私です。
 

年金の受給資格請求はややこしい 

 60歳になるということは、仕事をしていても「年金の受給資格の請求」というのをしておかないといけない時期だそうです。
 私が最初に就職したのが社会福祉法人だったので、まず厚生年金に加入しました。それから東京都の職員になって地方公務員共済年金、大学の教員になって公立学校共済年金、そして就職浪人や大学院に通っていて仕事についていなかった5年ほどは国民年金ということで、4つの年金を渡り歩いたので、受給権の請求もややこしい限りでした。

 社会保険事務所で厚生年金などの加入期間確認書をもらって共済年金の窓口に提出して、厚生年金の方の受給権資格の請求のためには、共済年金への加入期間確認書をもらってきて社会保険事務所に出さなければいけないなどなど。
 9月ぐらいから準備を始めたのですが、今日やっと共済年金の方の受給資格請求の書類を送ることができ、ほっと一息。

 あちこちの窓口にいろいろと問い合わせている内に二つ発見しました。
 一つは、厚生年金は60歳になるともらえるということ。私の場合厚生年金への加入期間は2年だけでしたから、もらえても本当に微々たる物のようですが、とにかく年金が開始になるのだということです。
 もう一つの発見は、私の場合は64歳までは職域年金の部分だけが受け取れて64歳から満額支給なのですが、障害があるので、もし診断書を出して共済年金の基準を満たしていれば、仕事を辞めた時点から満額支給になるのだということです。

 二つ発見と書きましたが、発見というより窓口の方に教わったのですが。
 やっぱり年金はややこしくて良く分からないですね。今までも何回も窓口とやりとりをしていたのですが、土壇場になってようやく、窓口の方が上記二つのことを教えてくれた訳です。もっと早く知っていると、少し対処が違ったかも。

 やっぱり年金制度というのは難しいです。
 とにかく書類を出して、少しほっとしている私です。
 書類を整えるのを手伝ってくれた皆さんありがとうございました。