5000万件の誰のものだか分からない年金記録があるということが、世紀の大ニュースになって10日余り、「私の年金記録は大丈夫だろうか」と、不安な気持ちで毎日を過ごしていた。
どうして不安になったかというと、結構転職しているからである。
1974年から2年間は、名古屋ライトハウスという福祉施設に勤めていて、この間は厚生年金に入っていた。
1976年から1年間東京に戻り就職浪人をしていたので、国民年金に移る。
1977年4月から11年間東京都児童相談センターに勤めていたので地方公務員共済年金。
1988年4月から約3年半は、大学院の受験準備と大学院に通っていた時期、また国民年金になり。
1991年10月から現在まで、約16年公立学校共済に所属している。
約30年間に5回所属する年金制度が変わっている。まさか地方公務員共済だとか公立学校共済の記載漏れなどはないだろうと思ったが、厚生年金の部分と国民年金の部分は大丈夫だろうか。
すぐにも社会保険事務所に行って確かめたい。けれど、ニュースを見ていると2時間待ちが当たり前のようだし、インターネットでの確認も、申し込みが殺到していて、バスワード取得までに2週間以上かかるという。
今とにかくひどく忙しい。時間が取れない「不安だけどしばらく様子を見るしかないか」と思っていたとき、2年ほど前に、友人の紹介で社会保険労務士の方に、年金の試算をしてもらったことを思い出した。
もしかして、あの時社会保険労務士さんが私の記録を確認しているのではないか
とわらにすがるつもりで問い合わせをした。
そうしたら、二日も経たずにこんな返事が返ってきた。
吉野様
お久しぶりです。
ご質問の件ですが、
昭和49年4月1日より51年4月20日までは、
会社名が「な」で始まる企業にお勤めの厚生年金の記録があります。
昭和62年4月から平成3年9月まで42月とその他12月あわせて54月の
国民年金の納付記録がありますので
大丈夫だと思います。
社会保険労務士 xxx
この方とても親切。本当にほっとした。
私の記録はこれで確認できたけれど、他の方達のは、そう簡単にはいかないだろう。本当に1年なんかでやれるのだろうか。
やれたとして、どのぐらいお金と人手がかかるのか。未だにちっとも分からない。
これからも、この問題から目を離さず、じっくり見て行かなくてはいけないなと思っている。