ダイビングへの道 4

これだから大井手さんとの付き合いは止められない

  今朝大井手さんから連絡があって、手配をお願いしていた現地でのリフレッシュコースの担当者が見つかったということであった。
  リフレッシュコースとは何かというと、私のように1年も2年も海に潜っていないダイバーが受講して、ダイビング機材のセッティングの仕方を確認したり、潜り方を思い出したりするコースのことである。

 ダイビングがバブルといえるぐらいのブームだったときは、あちこちのプールでリフレッシュコースが開催されていて、大きなツアーに行く前に受講すると安心して潜れるという状態であったのだが、ブームが去って、プールの使用料も上がって、ほとんど開催されなくなっていた。ということを私が知ったのは、「長いこと潜ってないので、東京でリフレッシュコースをうけてから行きたいけど」と大井手さんに相談を持ちかけたときであった。

 「プールでのコースなんてやっていませんよ」といわれて、上記の事情を知った私。「え!困ったな、長いこと潜ってないし、不安だな」
 けれどやってないなら仕方がないので、あきらめることにした。

  そうしたら、明くる日、大井手さんからこんなメールが来た。
考えていたのですが・・・・・
1日早くいって 日帰りでリフレッシュコース
現地でやってもらうのはどう?
1日はやく 出れれば・・・・ですが。

  それはグッドアイディアである。現地なら暖かいし、海を楽しみながらリフレッシュできると、すぐに賛成をして手配をお願いしたのである。

  大井手さんというのは、面白い発想と工夫の名人である。
  「障害があろうとなかろうと、いろいろと問題を抱えている人は沢山いて、障害が特別なことではない」といつもいっていて、実際私ともそのように付き合ってくれているのである。

  今回のツアーの予約を取るのに、現地のインストラクターに私を紹介するメールが又ユニークだ。
 平川様(現地のインストラクター)
>> 新規1名よろしくお願い致します。
>> 20年来のお客様でハンディキャッパーです。
>>
>> ダイビング800本ぐらいで、中400か500本ぐらいは
>> 大井手と潜っています。
>>
>> 推進力はないです。
>> ほとんど フィンは使いませんがまーまー
>> それなりに進んでいます。
>> イメージは海がめかな。
>>
>> ハンディのある体質のお陰で、
>> なんて言えばいいかな 身長150センチ
>> 体重60キロ 体脂肪50% なので
>> かなり 浮きます。 特に下半身。
>>
>> なので、自転車のタイヤの古チューブで
>> タンクの下のほうに2キロぐらいウエイトつけると
>> 調子がいいですね。
>> ・・・・やり方は本人に教えておきますので
>> ご心配なく。
>>
>> 高知大学の先生で現在59歳 
>> ま、下記のブログ一度見てみてください。
>> http://yoshino-yumiko.net/
>>
>> あ、 視力 弱視なんで。
>> 小さなものはゆっくり近づいて、
>> 大きなものは大きくジェスチャーして見る感じです。
>>
>> でも、
>> 大井手は ウエットきる時と エントリー、エキジット
>> 以外は手伝ってないです。
>> よろしくお願い致します。

 とこんな調子である。もちろん、相手の方と大井手さんとの信頼関係がしっかりしているのでこれですむのだろうが、何とも大げさでなくて、あっさりしていて。世の中の人が、ハンディキャップをこんな風に考えてくれたら、障害者ももっと生きやすくなるのだけれど。

  とにかく、こうして私のスケジュールは、着々と決まって行く。
  下記は、クルーズを終えた後で泊まるホテルのホームページ、すごく楽しみです。
 ラ フラワーリゾート

  まだまだ書きたいことが一杯ですが、ダイビングに行く前に、というか、2月中にもう1本論文を書かないといけないので、又しばらく書き込みをお休みします。
  それから、また書きますから。