私のブログのデザイン

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:  

  3ヶ月前から準備してきたこのページを正式に公開する前に、私の親しい友人に見てもらい批評してもらいました。

  最初に言われたのが「白地に黒のデザインの方が読みやすいよ」ということ。

  実は、このデザインにしたのは、これが見えづらい(ロービジョン)の人には、とても見やすいからなのです。見えづらさをかかえている人たちのほとんどが、まぶしさを嫌うのですが、白い紙のようなものは、反射がきつくて眩しいので、それだけで見えづらい人たちは、すごく読みづらいのです。
  次に見えづらい人を悩ますのは、コントラストが悪いことです。たとえば白い地にピンクとか薄みどりとかで書いたようなものは、見た目にかわいくて穏やかで良いのですが、ひどく読みづらいのです。

  そこで画面の反射をおさえて、コントラストを強調すると私のページのようなデザインになります。私もロービジョン、アクセスビリティーは、私のブログの大切なポイントなので、このデザインにしました。

  所で、ちょっと話が飛ぶのですが、ロービジョン者がものを拡大して見るための拡大読書器という機器があります。この機器には便利な機能がついていて、白黒反転で画面を表示することができるのです。そこで、拡大読書器の使い方説明の時に、ロービジョンの人に、黒白反転した画面を見せて、「この方が見やすいでしょう」と聞くと、最初は「いや、白地に黒の方が良い」といいます。そこで、それはそのままにして、少し時間が経ってから、「この方が見やすいでしょう」というと、「そうですね」と答えが変わって来るのです。
  私たち、白に黒の文字にならされているので、その方が見やすいと思いこんでいるのが、その原因のようです。

  黒地に白い文字、コントラストはっきりさせて、福祉関係の施設などの標識のデザインに応募すると良く落選します。黒い地でコントラストくっきりは、なかなか世の中の理解を得られないようです。

  でも、私のページはこのデザインで行きたいと思います。内容を充実させますから、おもしろがって読んでくれている内に、きっと慣れてもらえると思います。

  拡大読書器のことを詳しく知りたい人は、インターネット福祉機器展視覚・聴覚ブースを見てください。
  黒に白でなくても、濃い色の背景に白い文字でコントラストを上げただけで、ずっと読みやすくなったサイトがあります。ウエルパ高知のサイトが、つい最近その工夫をしたようです。のぞいて見てください。