第12回高知ふくし機器展セミナーにて

 ずいぶん長いこと、このブログに記事を書くことをしませんでした。それは、本当にいろいろと忙しく、充実した月日を送っていたからです。書くよりもやる事が一杯で、あっという間に月日が過ぎてしまいました。
 少し落ち着いて来たので、この間の貴重な体験や、やったことを順次書いて行きたいと思います。
セミナーで講師を務める私と別府さん
セミナー受講者がマリオット盲点を探している所
 上記の2枚の写真は、6月15日に高知ふくし機器展でおこなった「高齢視覚障害者のケアのコツ教えます」と言うセミナー風景です。

 皆さんご承知の通り、視覚障害者の7割以上が高齢視覚障害者です。私たちは、どんなに高齢になっても、介護サービスを受けていても、誰でも必要に応じて視覚障害リハビリテーションを受ける権利があると考えています。
 高齢の方のリハビリテーションの到達目標と言うのは、経済的な自立とか、就労とかが主な目的ではなく、毎日の生活の質の向上が目的になります。この生活の質向上のためには、高齢視覚障害者に関わるすべての関係者に、視覚障害の特性を理解していただいて、日々の関わりや介護の中で生かしていただくことが何よりも大切だと思っています。
 
 そこで、私が理論編を、そして別府さんが、実践編をお話しすることにしました。対象は、ケアマネージャーさんや、ホームヘルパーの方、施設職員の方などを想定しました。
 視覚障害者がテーマだと、今まで一桁も集まらなかった受講者が、なんと33名も来てくださいました。

 話の内容は、下のPDFファイルを参照してください。
高齢視覚障害者の0.9.pdf
 第12回高知ふくし機器展セミナー別府.pdf

 「高齢視覚障害者」と言うファイルが吉野のもので理論編、「第12回 」と言うファイルが別府さんのもので、実践編です。^別府さんのファイルには、多彩なコントラストの変化があります。見えやすさとコントラストの関係の体験などに使って見てください
 今後チャンスがあれば、ケアマネ協会や、介護福祉士協会などに売り込んで、研修プログラムの中で、こんな研修を沢山やりたいなと思っています。