今日1日、自宅でたまった仕事をこなしていると、どこからともなく漆のにおいが漂って来た。
「あ、このにおいは、仏壇に収まった、母の真新しい位牌のにおいだ」と気づいて、何となく妙な気持ちになった。
(写真は、母の位牌と写真にビールを備えている所)
5月3日に、母の49日の奉養と納骨を終え、親戚のみんなと食事をして、とにかく無事すべてが終わって、ほっとすると同時に、すごい脱力感に襲われた。
たぶん、視覚障害リハビリテーション協会や、第18回視覚障害リハビリテーション研究発表大会の仕事がなかったら、このまま鬱状態になりそうだったけれど、ありがたいことに、高知に戻ってやることがびっしり。
お陰で、脱力感に浸っている暇もなく、走り回っている。
でも、ふとした時に、漆のにおいなどをかぐと、「そうか、母は位牌になったんだな」と思ったりして。
とにかく、これで大きな仕事を終えたのだろう。まだ実感がないけれど。