第4回新潟ロービジョン研究会に
参加して
高知女子大学社会福祉学部
吉野由美子
研究会が終わって出席した人たちで
下記のプログラムで開催された、第4回新潟ロービジョン研究会と、症例検討会に参加する機会を得た。
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第4回 新潟ロービジョン研究会
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2003年4月26日(土) 午後2時〜6時
済生会新潟第二病院10階会議室 参加費:1000円
*当日、当院隣に出来たショッピングセンター(アピタ)の開店二日目です。混雑
が予想されますのでお早めにおいで下さい。
*車で来られましたら外来患者用の駐車場をお使い下さい。駐車券を会場まで
お持ち下さい。当方にて処理致します。
13:00〜 機器展示
14:00〜 開会の挨拶 安藤伸朗(済生会新潟第二病院)
14:05〜 基調講演 座長 張替涼子(新潟大学眼科学講座)
「最近のロービジョン補助具と情報」 山中幸宏(アサクラメガネ)
15:00〜 アピール「わが社の製品のここを知ってもらいたい!!」
機器展示メーカーによる3分間スピーチ
東海光学、ベスマックス(ヒルカインターナショナル)、ナイツ、
タイムズコーポレーション、フォルテシモ、ケイメイ、
TIEMANグループ、エッシェンバッハ光学ジャパン、
アイネットワーク(東京電子工業)、大活字、新潟眼鏡院。
15:40〜 特別講演 座長 大石正夫(白根健生病院)
「森田流−拡大読書器の使い方」 森田茂樹(京都府)
16:40〜 実習 拡大読書器
機器展示会場で説明を聞いて、実際に触って見て下さい。
17:15〜 参加者全員による大討論「拡大読書器&LV機器」
参加者・機器展示メーカー等全員による質疑応答を含めた「拡大読書器」および
「ロービジョン補助具」の大討論会。
17:55〜 閉会の挨拶 大石正夫(白根健生病院)
18:00〜 機器展示
18:30 終了
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18:30〜 懇親会 当日参加も可能
10階レストラン(機器展示会場の隣)。会費 3000円
新潟で有名な「ホテルイタリア軒」の出張サービスと、「宮寿司」の“上生”握り
寿司を用意させて頂きました。講師の方々や機器展示メーカーの方々とのフリートー
キングをお楽しみ下さい。
2003年4月28日(日)
新潟ロービジョン症例検討会プログラム
8:30〜機器展示
9:00〜 発表9分、質疑6分
司会:安藤伸朗(済生会新潟第二病院)
1)持ち運べる電子拡大鏡
藤原博義(フォルテシモ)
2)新潟県におけるロービジョンの普及状況
安藤伸朗、庭野久実子、小川佳子、
清水知実、井村勇基(済生会新潟第二病院)
3)新潟盲学校におけるパソコン教育の現状
小川 晃 (新潟県立新潟盲学校)
4)高知県のルミエールサロンの現状と課題
吉野由美子(高知女子大)
10:00〜 ショートレクチャー 司会:大石正夫(白根健生病院)
5)ロービジョンに起因する読書障害とそれを克服する拡大率の自動測定
小田浩一 (東京女子大)
10:30〜11:00 機器展示 & 休憩
11:00〜12:00 症例検討(発表10分、質疑10分)
司会:張替涼子(新潟大学眼科学講座)
6)ロービジョントライアル症例〜特に主訴と結果が異なった例を中心に
山中幸宏 (アサクラメガネ)
7)各種視覚補助具使用による読書能率の検討
—復職を前提としたロービジョンケア—
石井雅子(新潟医療技術専門学校)、
張替涼子、高木峰夫(新潟大学眼科学講座)
8)文字認知訓練による事例研究
小林 章(国立身体障害者リハビリテーションセンター学院)
12:00〜 終了
機器展示は12:30まで
2003年4月24日(木)*
大学での授業を終えて、高知空港から、まず伊丹へ、そして、伊丹から新潟に、午後7時過ぎに新潟に着き、駅前のホテルへ
すごく遠く感じたが、時間的には、そんなにかからないのだと思った。
2003年4月25日(金)
京都の森田さんと、新潟大学付属美容院眼科の、張替先生が開いておられる、ロービジョン外来を見学させていただいた。
普段は、診察室と検査に使われているお部屋で、完全予約制で、一人1時間から2時間をかけて行われる診察と、相談。
ハード面では、決して恵まれているとは言えない「ロービジョン外来」だが、張替先生の明るくて親身な対応が、すばらしい
雰囲気を醸し出している。「とにかく、出来るところから始めるのだ」という、張替先生の現実的な姿勢にも感銘を受けた。
2003年4月26日(土)
お客様として、研究会に参加するのは、とても気楽でした。久しぶりにゆっくりと機器展示を見ることが出来ました。エッシェンバッハの、軽くて安いルーペや、東海工学の新しい遮光レンズ、等々。
所で、下記の写真は、(有)ベスマックスが参考出品した拡大読書記ですが、13インチの液晶テレビに、リモコンで上下左右に動くカメラを取り付けてあり、遠方の黒板を見たり、ミラー機能対応で、自分の顔を映し出したり出来る優れものです。まだ、改良の余地がたくさんあると思うのですが、特に、児童生徒が教室で学習するのに、将来役に立つように思いました。
2003年4月27日(日)
症例検討会に参加。どのプログラムも魅力的であったが、特に「 6)ロービジョントライアル症例〜特に主訴と結果が異なった例を中心に」 山中幸宏 (アサクラメガネは、わかりやすく印象的であった。
良い勉強になった3日間であった。
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